くまモンへのサポートを誓った
佐々木カルパッチョ。
ザ・ポパイパーソナルクラブでの
トレーニング紹介だけにとどまらず、
急遽熊本へ旅立っていたのでした…。
くまモンのダイエットの結果は、
失敗に終わってしまったわけですが、
くまモンも努力を重ねていたんです!!
そしてカルパッチョも…。
カルパッチョの絶え間ぬサポート
番外編1には、2月9日(月)に行われた熊本の県産農林水産物PRのためのイベント「くまもとの赤い宝試飲会」で、熊本県営業部長くまモンに呼び出された、謎のイタリアン芸人、そこでご当地キャラ好きの芸人であることも判明したわたくし佐々木カルパッチョ。その試食会の真っ只中、くまモンから相談DANDANを受けた内容に、前回カルパッチョが秘策を提案したことは番外編2で明らかにしました……。
カルパッチョが受けた相談を反芻しますと…、さかのぼる事2014年10月、熊本県の蒲島知事の“メタボ疑惑”発表、そして“生みの親”である小山薫堂氏からの「くまモンはメタボだよ」宣言を受けたくまモンが、その後、タニタ食堂で健康相談を受けたり、駒沢公園でランニングをしたりと、さらに2015年年明けには、人気健康雑誌『Tarzan』でも、「やせるモン!」と決意表明を行ってきたのですが…、「難航してるんです! そうしたらいいですか!?」という相談なのでしTATATA。
時を同じくして、健康的なダイエットに取り組んでいたカルパッチョが考えたことは、2つ。【1】食生活の改善→内的要因【2】体を鍛える→外的要因という、芸人とは思えないような、シンプルな提案をしていたんです。いまとなっては、こんな結果となって非常に残念なのですが、自分はできる限りのことをさせてもらったと思い、後悔はしていません。でも、この失敗を糧に、これからが成功への始まりだと考え、くまモンとともに反省の意味を込めながら、振り返ってみたいと思いまSUSUSU!!
カルパッチョ早々に相談してたんです。「くまモンかなり焦ってるようです。年度末だし、親も歳だし、あなたしかいないし。。。って」と…。しかし、担当編集オガさんは、「それは大黒摩季だRORORO!」と、ツッコミを入れるばかり。そのツッコミに応える暇はもはやなしと、うまく(?)スルーしながら真面目に、切々と口説いたのでしTATATAが…、結局、出張応援のタイミングが遅かった…それが最大の要因だったかもしえませんね。。。オガさんのせいです。。。w
さすがに、3月に入ってしびれを切らしたカルパッチョ。「オガさん、やっぱりadesso(アデッソ=今)熊本行くしかないですよ!」と、口説き落としたのが3月1日。タイムリミットの3月30日(月)まで、もう1カ月ない! 「お願いします!」と、立ち土下座でお願いすると、ようやくOK.。で、それから準備しての出張なので、行けたのは3月3日(火)~4日(水)になってしまったのでした。
「番外編1の試食会で言ったことと同じことを聞かせるな!」と思われるのを覚悟して、もう一度言わせてもらったんです。「熊本県には、カルパッチョの国イタリアもマンマ・ミーア!な、くまモンがほっぺを落としてしまうくらい美味しい赤い食材が豊富にあったじゃないですか! しかも『くまもとの赤』、つまり全国有数の生産量を誇る熊本のトマト・すいか・いちごの他、あか牛、天草大王(赤鶏)、鯛などの『赤い食材』といわれる農林水産物の加工品などなど、火の国くまもとを代表する食材は健康にいいものばかりなんです。特に塩Pomodolo(ポモドーロ=トマト)なんて最高じゃないですKAKAKA!」と、言ったあと、オガさんはカルパッチョの頭の中が見えるかのように代弁してくれました。『イタリアンなカルパッチョが行ってこそ、あの塩ポモドーロで作った料理をくまモンに食べさせて、ダイエットへの気合を入れ直してほいんです!」だよなぁカルパッチョ。で、「夜はお姫様と新市街で飲んで、その後、阿蘇のテルマエロマエに入って。。むふふふふ』って感じだろカルパッチョ!? もはやオガさんには、熊本ロケ後の楽しみを見透かされておりましTATATA…w。
確かに前回、編集担当のオガさんも、「くまもとの赤」の実力には舌を巻いていたので……、ヨイショってノセました。「ここはご当地キャラ好き芸人のカルパッチョがご当地取材することで、くまモンとカルパッチョでケミストリー(化学反応)を起こします。そこで脂肪も燃焼させるんでSUSUSU!」と。すると、カルパッチョのパッチョーネに押されて、オガさんはGOサインを出してしまったのでした…。
ということで、3月3日(火)の深夜、火の国・熊本空港に降り立ったカルパッチョ。早速、盟友くまモンのお出迎え…。でも、動かないくまモンでしTATATA。なので、さっそくホテルに移動。夜の熊本城、西銀座通りは見るだけにして、明日のために即睡眠(笑)!
まずは「くまもとの赤」の代表、トマト農園見学!
翌日、車に揺られたどり着いた場所は、「JAやつしろ」さんが作る“はちべえトマト”で有名なトマトが栽培されているビニールハウスが連立するトマト農園。トマトの生産は 熊本が日本一なんです。そして、熊本産のトマトには、強い抗酸化作用を持つリコピンが豊富に含まれているので、美容と健康に大変いいのでSUSUSU。
組合長の太江田さんとくまモンと一緒に、美味しいポモドーロが沢山なっているビニールハウス内へ入るカルパッチョ。。むむむそこには、まさに天の恵みと地の恵みの融合されたかわいいかわいいポモドーロが、一面にできているではあ~りませんか。そこには、絶品の糖度を誇る塩トマトが!! 実はこの塩トマト、20数年前までは大きさ的に未成熟な大きさであり、捨てていたトマトだったそうなんでSUSUSU。
「はちべえ」の兄弟分、「太陽の子」、「塩次郎」
ふりそそぐ太陽、輝かしい海、豊かな大地、その三界の重なり合った熊本県八代(やつしろ)地区が塩トマト「太陽の子」「塩次郎」の生産地です。八代地区は、100年ほど前は海の底だった干拓地で、土壌は天然の塩分やミネラルを多く含んでいます。それがトマトには幸いし、大玉にならないがこの地で採れるトマトは格別に味がいいと評判になり、注目される様になったそうです。通常のトマトに比べて約1.5倍の糖度のうえに、さらに塩分が吸収されることで甘みがより強く感じられるんです。
「太陽の子」「塩次郎」は塩トマトの商品名。皮が硬く肉厚で、そのぶん日持ちがするのも特徴となっています。小ぶりなので丸ごとかじられます。中身はジューシーで甘く、子供のおやつ代わりに、また女性の美容と健康に重宝がられています。
体に良いということが効用の一義であれば、神秘の塩トマト「太陽の子」「塩次郎」は太陽、海、大地、その三界から作り出された清浄野菜であり効用を越えた生命のエッセンスというべきですNENENE。塩トマトが作り出された背景には、海と大地の試練ともいうべき苦しい難題を解き、勝ち抜いてきた歴史と生産者の技術の蓄積があったのは当然の事実です。塩トマトはこの限られた地区でしか収穫できないので、旬も2月~3月と限られているそうです。出荷は、12月~翌年5月まであるそうです。カルパッチョが訪れた時期は、まさに旬のど真ん中でした!!
なってる塩トマトを前にして、くまモンもは熊本県の営業部長兼しあわせ部長(悲しくも2015年3月31日まで…)の力を発揮。バンバン絶品塩トマトをおすすめしてくれました! くまモンそれにしても、この道幅に対して。。。通るのはギリギリやんかぁ。やっぱりくまモン、脱メタボだ! やせないとヤバいでしょ!! 取材でメディアの方に迷惑かけるでしょ(笑)。。。とカルパッチョ。それに首を横に振るくまモン。この二人しかし仲がいいな。。。とみているだけで微笑ましさにほっこりする組合長の太江田さんでした。
で、カルパッチョ、東京で居残りしている担当編集オガさんに電話。「オガさん、いいことを考えましたよ! この塩トマトを使って、くまもとの赤である馬肉とのコラボで、“くまもとカルパッチョ”作ってもらいませんか!?」、とまたしても突拍子もない提案。かの元巨人軍監督長嶋茂雄さんばりの動物的反射神経的提案をしてみたんです。そして、さらに捲し立てさせていただきましたぁ~。「今回くまモンは、蒲島知事の命を受けてダイエットしないといけないわけじゃないですかぁ。聞いた話によると痩せなければ、クビ!?とまで言われてますからね。ダイエットの基本ですが、運動だけして痩せても、食生活改善しないと真の脱メタボは達成できないと思うんですよね…、ほら、お笑いも一緒で、見た目だけが面白そうでも、中身がないと話にならないですよね~』って言った途端にオガさん曰く、「カルパッチョTUTUTU(おいおいおい)、それお前のことじゃん。自分の一番言いたくない部分をネタにするぐらい真剣なんだなぁ、しゃ~ねぇなぁ…」と。
「カルパッチョ、熊本に地産地消をモットーに至極の一皿を出すシェフがいると聞いたことがあります。そのシェフにこの塩トマトを使った“くまもとカルパッチョ”を作ってもらうのはいかがですか。カルパッチョがカルパッチョ作るよりも、熊本を愛するシェフがくまモンのダイエットと、今後の食生活の指導をすることが『くまもとの赤』の魅力発信にもつながる。そして、カルパッチョは美味しいくまもとの赤の食材で美味しいカルパッチョが食べれますよ……ふふふ』っと、やはりここでもイタリアン芸人というよりも、美食芸人になろうとたくらむカルパッチョ。しかし提案してくる内容はあながち的は外れていないということで、オガさんも納得しながら、「それくまモンにもご馳走するようにね。塩トマトと馬肉のマトリモーニョ(マリアージュ)、いいじゃない…。馬肉はね……」とオガさん、かつて栄養学を学んでいたらしく、なんか細かいことを言い始めたので、流しながらの承諾ゲットとなりましたぁ(笑)。
最後に組合長の太江田さんと記念撮影。大江田さん、丁寧な説明ありがとうございました。
そうして、脱メタボで運動をするため水前寺公園に向かうくまモンと離れて、カルパッチョは噂のシェフがいる、“リストランテ・ミヤモト”へ向かうことになりました。
絶品、「くまもとの赤ルパッチョ」完成!
食、特に栄養学にうるさいオガさんの主張を掻い摘んで言うと…「おいおい、いいとこ目を付けたなぁ。馬肉はな、牛肉や豚肉、鶏肉と比べて、かなりの低カロリー高タンパクな肉なんだよ。馬肉のタンパク質は、牛肉や豚肉の2倍以上含まれているって言われてるぐらいだ。でも、脂肪分は牛肉のわずか5分の1位なんだぞ…、よく気づいたなぁ。それに塩トマトとマリアージュさせたら、くまモン、健康的にダイエットできるぜぇ」と、興奮気味だったんで、逆に冷静に舟をこぎ始めたカルパッチョ。そのオガさんの興奮が冷めるまで、聞きいることにしながらの移動です。
たぶん、オガさんのケータイは唾に濡れているでしょう。さらに、「あとなぁ、馬肉にはミネラルが豊富でグリコーゲンも抜群に多い。馬肉を食べると体が温まるといわれているのは、そのグリコーゲン量のお陰とも言われてるぐらいなんだよ…。さらになぁ…カルシウムは牛豚の3~4倍ぐらい、鉄分だって牛豚の約3~4倍、ほうれん草やひじきよりも豊富なんだぜ。特に鉄分にはヘム鉄が豊富で…」と。非常にマニアックな世界になっていました。
もろもろ聞き流しているうちに、目的地に到着です。ここが熊本を代表するイタリアンのカリスマシェフ、宮本けんしんさんが営む“リストランテ・ミヤモト”です。「オガさん、すみません。現場に到着したんで、取材に入りま~す」と、電話を切らせていただきましたぁ。切る寸前まで、「それになぁ、必須脂肪酸のリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸が牛肉や豚肉に比べて…」って語りまくっていたところを「ガチャン! TUTUTU!!」。失礼しましたオガさん(笑)。
挨拶をすると、さっそく調理を始める宮本オーナーシェフ。その無駄のない手際のよさに、偉大さを感じました。
「ボンジョルノ、ピアチェーレ ソノ カルパッチョ!(初めまして、私はカルパッチョです)」っと、宮本オーナーシェフに満点の笑顔であいさつさせていただきました。
「今日は宮本シェフにご相談がありましてやってきました。熊本の食材の価値を最大限に活かし、料理をされるというお話を伺いました。『くまもとの赤』の食材でも特に日本一の生産量をほこるトマトと、馬肉を使った“くまもとカルパッチョ”、名付けて“くまもとの赤ルパッチョ”を作っていただけませんでしょうか。よろしくペルファボーレ(お願いします)!』っと、本日の趣旨を説明させてもらい、すぐに納得していただいた宮本シェフ。早速、料理をふるまっていただくことになりました。
塩トマトと馬肉のカルパッチョです。美しい盛りつけに感動でSUSUSU!
カルパッチョだけでなく、こんな豚肉と塩トマトのソテーも。これまた絶品なんです!
休みの日は、お子さんを連れて農家さんを回っている宮本シェフ。自然を生かした遊びを子供ができることが、熊本・地方の醍醐味とのこと。地産地消の魅力を知ったきっかけは、山形県鶴岡市のイタリアン“アル・ケッチァーノ”の奥田政行シェフの存在を知って、そこから刺激を受けたということ。ふむふむ、日本全国に地産地消を掲げて、地元の魅力を伝道されてるなんて、日本のシェフたちには鎖国時代のフランシスコザビエルみたい方がたくさんいるんですNENENE。
そんな宮本シェフは素材の美味しさを最大限に発揮するために、道具へのこだわりもすごいんです。お肉を調理するフライパンは、なんと南部鉄器を利用されています。南部鉄器を利用することで、余分な火力を食材に与えずに、最適な温度で肉の繊維を傷めずに美味しくじっくり食材を調理できるんだとか。。。その徹底ぶりや、その昔、サッカー日本代表本田選手所属するクラブイタリアセリエAのACミラン監督Fインザーギが現役時代、試合前にスイーツの儀式をやっていたこだわりに似ていますね、、、似てませんねw。※いつも子供向けのビスケットを一袋あけて、二枚残して試合に臨んでいたとか……役に立たないイタリア豆知識でしたぁ~。
豚肉と塩トマトのソテーを盛り付けたのは、熊本は阿蘇の小国杉(http://ogunisugi.com/)。お皿も熊本の材料を使い、料理を味覚だけでなく視覚でも楽しませようとする宮本シェフのこだわりが感じられました。そのこだわりを見てカルパッチョ生まれて初めて、宮本シェフが作る料理のことが大好きなお姫様のように精魂込めて育てられていて、とーっても【可愛く】みえましたYOYOYO!! こんな体験は初めてでした。
宮本シェフ曰く、「私がずっと唱えているのは、産地の料理人だから表現できること。東京や大阪のように世界からの食材が集まる場所で作られる料理とは違う魅力を持つ一皿。つまり、熊本のこだわりの食材を使うという制限を設けた中で、どうやって郷土を一皿に表現できるかってことを考えているのです。それは私が料理を学んだイタリアとも通じることがあります。つまりイタリアでも感じた郷土への愛の強さが、今僕の住む熊本への食材と料理への愛の強さなんです」とのこと。カルパッチョこの言葉を聞いて、宮本シェフのその料理人としての料理への思いに感動してしまったのでした。
ちょっと整理しましょう。宮本シェフにご用意いただいたのは、この二皿です!
右/【1】熊本産さくら肉と塩トマトを使った 熊本カルパッチョ
左/【2】阿蘇香心ポークのソテー温かい塩トマトソース仕立て
まずはカルパッチョが熊本カルパッチョを共食いです。ぱく、もぐもぐ。。。む、これは。。。馬肉の歯ごたえがしっかりしていることで生まれる、トマトとパルミジャーノのマトリモーニョそして、最後にイチゴの甘みがかすかに鼻を抜けていく。。。Buone!Buonissimo!!うまい!うまいすぎるぞー!!! っと、ミスター味っ子の家をぶち壊すパフォーマンスで有名な味王ばりのテンションアゲアゲなカルパッチョ! さらにポークソテーに食らいつくカルパッチョ。
宮本シェフ曰く、「ポークソテーは、上に乗せたトマトをソース代わりに潰して召し上がってください」と、なんて洒落乙な料理。いや、むしろ芸術=アートではないのでしょうか。早速いただくカルパッチョ、、、「むむむ・・・シェフ、、、これは小田和正です。。。」と、意味不明な言葉をいうカルパッチョにTUTUTU(おいおいおい)…と、ツッコミを入れる担当のオガさんが目に浮かぶ。
宮本シェフの地産地消へのこだわりと、熊本の赤の食材の実力を確信し、改めて“くまモンのダイエット作戦”は最終段階・仕上げに近づいてきたことを、この時は悟ったカルパッチョでした。これで必ず成功するという確信がもてたのでした。。。
「これは水前寺公園で、ダイエット作戦を進行中のくまモンに伝えないといけません」と担当オガさんに伝えたのち、幸せに満ち足りたお腹の中身を説明しに、くまモンの元へandiamo(アンディアーモ=行きましょう)。テーマ曲は『365歩のマーチ』で!!」。「お前、それじゃ遅いだろ~!」という東京からのツッコミを空で聞きながら。
最後にインタビューのお礼として、カルパッチョは自分とお揃いのイタリア国旗、コローレ=色のクラバッタ(ネクタイ)を宮本シェフへのレガーロに。
リストランテ・ミヤモト
住所/熊本市中央区辛島町6-15クマモトイタリー亭1F
TEL/096・356・5070
営業/11:30~ラストオーダー14:15/
17:30~ラストオーダー21:00
(日曜・祝日ラストオーダー20:00)
URL/http://www.ristorantemiyamoto.com
リストランテ・ミヤモトのオーナーシェフ 宮本けんしん
1975年、山鹿市生まれ。19歳で渡伊し、星付きレストラン等で8年修行。帰国後、実家「イタリー亭」の店長を経て、2006年に「リストランテ・ミヤモト」をオープン。農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞を、九州初・史上最年少で受賞。自身の論文「100年後の未来に繋ぐ『食の大地・熊本』構想」が地元紙で発表され、そこから行政・民間が一体となった運動が巻き起こり、阿蘇地域の「世界農業遺産」認定に大きく貢献した立役者の一人。
最後は『くまモン 4U メソッド』で仕上げよう!
さっそく、水前寺公園でくまモンと落ち合うカルパッチョでした。宮本シェフとの会話のなかで結びついた、熊本には食べながらもダイエットが可能な素敵な食材がいっぱいあることをくまモンに伝え、体の内側からもダイエットする必要性を説かせていただきました。メタボ脱出作戦、最終章に差し掛かったくまモンに全力でサポートするためにここまで来たのでした。
「幸せは~歩いてこない、だから歩いていくんだモンモン」と、美味しいイタリアンを食べて上機嫌なカルパッチョとともにランニングをはじめると、いきなり…地元の方と交流し始めるくまモン!
「くまモン、なにやってるNONONO!!! 3月末のダイエット期限まで日が迫ってるよ! 火の国熊本だけに、くまモンのお尻にも火が付いてるんだYOYOYO、早速運動しないと!!!」と、くまモンに謎な知識を披露して、運動を促すカルパッチョ。
「いやー、くまモン水前寺公園は本当にBellisimo(ベリッシモ=とっても美しい)だね。カルパッチョもここでくまモンのメタボ脱出大作戦をお手伝いできて嬉しいな。さ、早速公園内を一緒にランニングだ」とカルパッチョ。ダイエットの基本【2】を実践中のカルパッチョ。内なるダイエット法の知識が備わったら、あとは実践のみ! まずはエクササイズエクササイズと。
「ほらくまモン、ダイエットは歩いてちゃ無理。だから走って、いくんだね。一秒一歩、3秒で3歩、散歩してるとすぐ太る…」と、水前寺公園ならではの意味不明な替え歌でくまモンを先導するカルパッチョ。そこは『ワンツー、ワンツーだろ!』とツッコミを入れる声が東京からまたまた聞こえてくるのでしたぁ。。。
無事公園内を一周走る、くまモンとカルパッチョ。「ほら、くまモン、限界を超えろ! 逆境を撥ね飛ばせ、痩せろ、痩せるんだモン!」と、またまたツッコミどころ満載なカルパッチョが、階段を上ったところで、再びくまモン転倒。。。カルパッチョの松岡修造もびっくりな熱血指導で、くまモン疲れ果てちゃったモン!ってか?と思いきや、どうやらくまモン、お気に入りの水前寺公園と戯れたかったのか、それとも少し休憩したかったのか、そのまま地元や観光客のみなさんにシャッターチャンスを提供してるじゃないか。 さすが、熊本県営業部長。水前寺公園でのトレーニングをも、熊本県のPRにしてしまうその営業力。御見それしました。座って撮影に応じ続けるくまモンに、イタリア語交じりで話しかけるカルパッチョ。「くまモン、今頑張れば、ますます魅力的なボディが手に入って、熊本県とくまモンの魅力をさらに多くのみんなが知ってくれるよ! ここは一緒にFORZA(フォルツァ=頑張る)よ!」と叫ぶ。
くまモンは、「もう疲れたモン、今日はここで終わりにするモン」。くまモンのやる気を復活させるべく、もう一度池が見える絶景ポイントへ連れていき、池を眺めながらくまモンを説得。
「そうだ、くまモンが考え出した、『くまモン 4U メソッド』を締めに一緒に踊るのはどう?』と、提案するカルパッチョ。するとくまモン、『それは楽しいから、カルパッチョさんと一緒にやるモン!』
かくして、熊本県の営業部長くまモンと、イタリアン芸人カルパッチョの二人だけの4Uメソッドが始まった。「イチ ニー サン シー エクササイズ!なんさまかんさまやるだけばい!今日も元気にやってみよう!4秒エクササイズ! トーメートー、トーメート……」と、くまモンと二人で『くまもん 4U メソッド』を実践。これは疲れていても楽しくなるので、最初は楽勝モードで取り組んでいたカルパッチョ。しかし、次第に「アーカーナスー、アーカーナースー」、途中から実に厳しいエクササイズが始める…」。4Uメソッド中も、「あぎゃん こぎゃん そぎゃん こぎゃん~どぎゃん』と大騒ぎのカルパッチョでした。「むぞらしか~♡」
何とか最後までくまモンとやりきったカルパッチョ。そして終了報告を東京のオガさんに。「いやーオガサン、ローマは一日にしてならずといいますが、ダイエットも人生も1日にしてならずですね、FORZA Continuazione(フォルツァコンティニュアツィオーネ=継続は力)ですよ!」と伝えると、「カルパッチョ、イタリア語にすればオチが突くと思ったら、大間違いだよ…」と、根本を突かれ、早々に切ることに…。
…と、言った感じで、この日まではもはや確実に、“くまモンへの脱メタボ大作戦”はうまくいくことを確信していたカルパッチョだったんです。しかも、くまモンとの絆を深め、今回の熊本案内とジャージのお礼にイタリアン芸人佐々木カルパッチョの代名詞、イタリアコローレのクラバッタ(=ネクタイ)をくまモンにプレゼント!
大きなものを得た感触で満ち満ちた出張だったのです。。。
ネクタイのレガーロに大喜びのくまモン。その場で締めてくれましTATATA!!
そして、それから3週間が過ぎ…3月30日(月)の“くまモンのダイエット大作戦”の結果発表に参加してきました~。そしてガビ~ン!! 残念ながら「失敗」の報告が。カルパッチョ、非常にガックリしたのでしたが、これを機会に、くまモンとカルパッチョはますます「くまもとの赤」をしっかりPRしないといけないと、気を引き締めなおそうと思います。
3月30日(月)、くまモンに熊本県蒲島知事からの辞令。
ダイエットに失敗したくまモンに待っていたのは。。。なんと営業部長代理への降格辞令!!! “営業部長”から“営業部長代理”になってしまったくまモンに課せられたのは、『くまもとの赤』のさらなるPRを6月末までに行うという、熊本県蒲島知事からの愛の鞭なのでしTATATA。
FORZA くまモン! LUNA=(ルーナ=月)並みだけれど、失敗は成功のマンマ・ミーア! これからが成功の始まりだよ。くまもとの赤い食材で内側から、『くまモン 4U メソッド』で外側から。すべての道はローマに通ずってこと、身に滲みてわかったでしょ。あとは、実践あるのみ!! これからも“営業部長代理”から“営業部長”に返り咲けるように熊本磨きを続けようよ! カルパッチョも遠く離れた首都ローマ【首都東京】から全面的に応援するよ~!!! 熊本県のレジェンド“営業部長代理”になって、みんなを幸福にしてNENENE!!!!
・くまモンオフィシャルサイト
>>> http://kumamon-official.jp/
・熊本県の公式ホームページ
>>> http://www.pref.kumamoto.jp/
・「赤い健!くまもと」プロジェクト
>>> http://kumamoto-red.com/
・くまもとの赤公式サイト
>>> http://kumamotonoaka.jp/
【連載アーカイブ】
イタリアーノ・パッショーネ講座 第1回「ドゥカティ」
イタリアーノ・パッショーネ講座 第2回「オロビアンコ」
イタリアーノ・パッショーネ講座 第3回「ナポリスタカ」
番外編 熊本パッショーネ講座「くまモンサポート計画1」
番外編 熊本パッショーネ講座「くまモンサポート計画2」
@2010 熊本県くまモン
編集者:小川和繁