3月2日、ハリウッドのドルビー・シアターで行われた第86回アカデミー・アワード。
やはり、気になるのはレッドカーペットにさらなる華やぎを与えるセレブたち。
今年もさまざまな美女たちが飾ってくれました!
アンジョリーナ・ジョリー
Angelina Jolie(アンジョリーナ・ジョリー)
ナイス・ボディな横顔を見せるアンジー。このドレスは「エリー・サーブ(Elie Saab)」のもので、今回のアカデミーでも多かったヌード・カラーがベースのメタリック・ドレス。
彼女のドレスといえばブラックが多いのですが、この日のドレスは、いつもとは違ったソフトなイメージを演出していました。そして、彼女がつけていたダイアモンド・イアリングは、婚約指輪と同じブランド「ロバート・プロコップ(Robert Procop)」のもの。なんと、そのダイヤモンドの大きさは42カラットです!!
シャーリーズ・セロン
Charlize Theron(シャーリーズ・セロン)
同じヌーディーでも、ブラックという選択がスーパーモデル出身という貫禄を物語っていました。肩のストラップがシースルーになっていて、ラインがとってもキレイ! そしてスカートの透け感が旬な香りを放つ「ディオール(Dior)」のドレスを着用し、プレゼンターとしてアカデミー賞に出席したシャーリーズ・セロン。抜群のスタイルと美貌によるアドバンテージの持つ主ですから、仕方ありません。
そしてデコルテには、ドレスに負けずとも劣らぬの存在感を放つ「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」のペンダント。お値段は1500万ドル相当だそうです。
エマ・ワトソン
Emma Watson
プレゼンターとして登場した、エマ・ワトソン。ハーマイオニーちゃんも大人の女性になりました。上と下で異素材を使用したドレス。クルーネックのボディに、マーメイドスカートを合わせたニット素材のドレスで、非常にシンプル。清楚は雰囲気を醸し出していました。
異素材にすることによって、黒一色でも華やかな印象も加わる絶妙なバランス。このドレスは、「ヴェラ・ウォン(Vera Wang)」のもの。 パンプスは「ジミー・チュウ(Jimmy Choo)」、クラッチバッグは「アニヤ・ハインドマーチ (Anya Hindmarch )」です。
ジェニファー・ローレンス
Jennifer Lawrence(ジェニファー・ローレンス)
昨年は受賞時の登壇の際に、階段でコケてしまいました。そして、今年はレッドカーペットの手前で! リムジンから下車するときに、またコケてしまったジェニファー。このコケ事件やルピタ・ニョンゴとのオスカー像の奪い合い事件による、そして、それ以上に…、いや同レベルですね(笑)、着こなしもひと際目立っていましたね。
2013年には、クリスチャン・ディオールのバッグコレクション『Miss Dior(ミス ディオール)』の広告塔であった彼女。身長179cmという体躯を活かし、鮮やかなオレンジ色がまぶしい「ディオール(Dior)」のクラシカルなペプラム・ドレスが目立っていました。さらに首元には、200万ドル(約2億円)のダイアモンドのネックレスという、けた外れの豪華さで登場。でも、それに負けず劣らず目を引き付けたアクセサリーも。。。それはなにより、彼女の透き通るようなデコルテですね!
ゴールデングローブ賞授賞式のときにも「ディオール」のドレスを着ていた彼女ですが、今回は、よりフィット感あるドレスをチョイスし、若さあふれるセクシーさとともに、愛嬌あふれる天然ぶりを発揮。この日、いちばん世界的に好感度を上げた女性ですね。
ジェシカ・ビール
Jessica Biel(ジェシカ・ビール)
今回のアカデミー賞のドレストレンド、シアーな(透明感のある)輝きを放つベアトップドレスで、ヌケ感たっぷりに着こなしていたジェシカ・ビール。ラインを強調することで、バックスタイルも抜群のスタイルアップに!
このドレスは「シャネル(CHANEL)」 のもの。スパンコールやビーズが品よく輝いていました。パンプスは「 マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)」の“Carolyne Pumps”。ジュエリーは「ティファニー(Tiffany & Co. )」です。
ケイト・ハドソン
Kate Hudson
ケイト・ハドソンもヌードカラーで上品ななかに、胸元が深く開き背中もバックリと開いたセクシーなドレスで登場。
これは「アトリエ ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のもの。クラッチバッグも「ヴェルサーチ (Versace)」。パンプスは「ジミー・チュウ(Jimmy Choo)」の“Vibe Pumps”で、ジュエリーは「ニール・レーン(Neil Lane)」です。
ルピタ・ニョンゴ
Lupita Nyong'o
今年のアカデミーで、女優としてもファッショニスタとしても注目を浴びてたのが、『それでも夜は明ける』のパワフルな演技で助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴ。まるで無垢なる少女のように、淡く柔らかな「プラダ(Prada)」のライト・ブルー・ドレスをこなす彼女は実にチャーミング。
観てる誰もがハッピーになる笑顔のあと、幼少期にケニアで過ごしたことを思い浮かべながら、「どこの出身であろうが、夢は叶うものだ」と、涙を浮かべながらした喜びをスピーチは、多くの人の心に刻まれたはず!
ナオミ・ワッツ
NaomiWatts(ナオミ・ワッツ)
これまたシアーなオール白のIラインドレスで、レッドカーペットに登場したナオミ・ワッツ。これは「カルバン・クライン(Calvin Klein)」のドレスです。
非常にミニマルなドレススタイルに、幾何学模様を描く「ブルガリ(BVLGARI)」のアクセサリー(クラッチ、ネックレス)でポイントを作ることで、エッジなツイストを効かせていました。
ペネロペ・クルス
Penelope Cruz
シルクのピンクのドレープドレスは、「ジャンバティスタヴァリ(GiAMBATTiSTA VALLi)」のオートクチュール。リボン結びにしている黒いベルトは、ウエストのくびれを強調するかと思えば、逆に隠す感じに。
効果を発揮できかったディテールは、マイナスイメージにとられがちです。この日のペネロペも、「幼稚なイメージだ」とマイナス評価する人も。しかし、思いは人それぞれ。このスタイルが好きな人も、同じ数、いやそれ以上いるはずでは。。。
サンドラ・ブロック
Sandra Bullock
「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の、プリーツが豪華なネイビーのストラップレス・ドレスで登場のサンドラ・ブロック。『ゼロ・グラビティ』で、主演女優賞にノミネートされていました。
プリーツの流れが実に美しく、彼女にキャリアにリンクした懐の深い着こなし。今年の評価は高く、「彼女こそ今回のベストドレッサーでは!?」という声も多かったとか。。。
ケイト・ブランシェット
Cate Blanchett
『ブルー・ジャスミン』の主演としてノミネートされ、見事に主演女優賞を射止めたケイト・ブランシェット。彼女も今回のドレストレンドであった、ヌード・カラーのシアーなドレスで登場。
ヌードカラーをベースにフローラルなラメが施されたドレスは、「ジョルジョ・アルマーニ(Georgio Armani)」のもの。同年1月に行われたゴールデン・グローブ賞授賞式でも、主演女優賞を受賞したいるケイト。その時にチョイスしたブランドも、やはり「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(Giorgio Armani Prive)」の最新コレクションでした。
ゲンを担いだのか、それとも結果論か!? 2度の大きな賞をアルマーニのドレスを着用して受賞したということになります。
ケイトのドレスが360°で見ることができる「EFashionTurn」はこちら。
>>> https://vine.co/v/MAab5wxXd5n
エレン・デジェネレス
Ellen DeGeneres(エレン・デジェネレス)
今回のアカデミー賞授賞式を、いちばん盛り上げたのがコメディエンヌ(?)のエレン・デジェネレス。
エレンが率いた、総勢250名のダンサーによる「第86回アカデミー賞」のプロモーション映像は圧巻。「サンローラン(Saint Laurent)」のタキシードを着こなすシーンから始まって、ロサンゼルスの街を歌いながら踊りながらパレードしています。ぜひご覧ください!
>>>
ミランダ・カー
Miranda Kerr
第86回アカデミー賞授賞式後に行われる、『ヴァニティ・フェア』誌主催のパーティに登場したミランダ・カー。その瞬間、いまや飛ぶ鳥を落とす人気ぶりの彼女は、会場の男性たちの視線を一斉に浴びることに。
それもそのはず。このように大胆に胸元がVの字に開き、背中もバックな超セクシーなドレスだったのです。このキラキラのロングドレスは、「カウフマン・フランコ(KAUFMANFRANCO)」のもの。
ほら、こんな感じですから。。。
しかも、こんなポーズをされたに日は。。。
イリーナ・シェイク
Irina Shayk(イリーナ・シェイク)
“世界一セクシーなモデル”として、いまや大人気のロシア人モデル、イリーナ・シェイク。彼女をここまで有名になった要因は何か!? ひとつには『スポーツイラストレイテッド』誌に抜擢されたこともありますが、それ以上にレアル・マドリードに所属するプロサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウドの彼女としてパパラッチされたことが最大の要因かもしれませんね。
「身長178cmに8頭身であろう小さな顔」、というバランスのとれたボディを強調する、ブラックのぴったりドレス。これは「ヴェルサーチ(Versace)」のもの。そこに刺すような毒気も感じさせるセクシーな眼光も加わって、誰もがドキっとするほどの鋭角なオーラを放っていました。
ほら、こんなんですから、目が合ったら堪りませんねぇ。。。
マシュー・マコノヒー
Matthew McConaughey(マシュー・マコノヒー)
『ダラス・バイヤーズクラブ』で命がけの熱演を披露し、主演男優賞に輝いたマシュー・マコノヒー。
彼はこれまで結構奇抜なスーツで我々を楽しませてくれましたが、今回のオスカー・ナイトには、「ドルチェ&ガッバーナ(Dorce & Gabbana)」のアイボリーのタキシードにブラックのパンツを合わせて登場。
ジャレッド・レト
Jared Leto(ジャレッド・レト)
『ダラス・バイヤーズクラブ』での妖艶な演技により、助演男優賞を受賞したジャレッド・レト。主演男優賞のマシューと示し合わせたのか、非常にクラシカルな「サン・ローラン(Saint Laurent)」のホワイトタキシードで登場。襟元はレッドカーペットにリンクしたのでしょうか、トーンも似ている真紅のボウタイを結ぶ感動のコーディネイトでした。
そんな着こなしの感動以上に、人々の心を動かしたのが、彼のオスカー受賞後のスピーチ。あまりにも感動的だったので、一部披露しましょう。
「1971年、ルイジアナ州ボージャー・シティに2人目の子供を身ごもったティーンエイジャーの少女がいた。高校を中退してシングル・マザーとなり、なんとか子供たちのためそして自分のために、生活を向上されることができた彼女。その後、彼女は子供たちの創造力を育み、『なにか特別なことをしなさい』と応援し続けてきました。その少女、それがボクの母です…」と、母を称えるスピーチは、このアカデミーの中で一番の感動を呼びました!
その後も、悪環境のなかでも夢を実現するため必死で頑張っている人々、そしてこの映画のテーマにもなったエイズ患者のみんなに向けて熱いメッセージも(涙)。
ファレル・ウィリアムス
Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)
『Happy』(「怪盗グルーのミニオン危機一髪」)で、歌曲賞(ベスト・オリジナル・ソング)にノミネートされたファレル・ウィリアムスは、レッドカーペットもフェアレルらしい俺流のスタイル。「ランバン(LANVIN)」のタキシード+ハーフパンツで登場しました。
向かって右にいるのは、2013年に結婚式を挙げたモデルのHelen Lasichanh(ヘレン・ラシチャン)。彼女は、「サンローラン(Saint Laurent)」の白ジャケットに、黒のタキシードパンツ。モノトーンのペアルックで仲のよさをアピール。
ファレルはアカデミーのステージでも、グラミー賞授賞式でかぶり、話題になった帽子である通称“HATTY”をかぶり登場。ちなみにこの帽子、チャリティ・オークションで4万4100ドル(約450万円) で落札された。その売り上げは、ファレルが子供達の教育向上を目指し設立したチャリティ団体、“From One Hand To Another”へ寄付されることに。
ブラッド・ピット with アンジー
Brad Pitt(ブラッド・ピット)
『それでも夜は明ける』の出演者であり、プロデューサーとして名を連ねたブラッド・ピット。見事に、作品賞を受賞しました。
まさに正装のなかの正装といえる、「トム・フォード(Tom Ford)」のブラック・タキシードがよく似合っていました。彼の体躯にぴったりのテイラードによるフィット感も、彼の演技力にぴったりの風格をもたらしていました。
このとき彼がシャツの袖口に使用したカフスボタンは、アンジェリーナ・ジョリーがデザインしたものだったとか。 「ロバート・プロコップ(Robert Procop)」のジュエリーラインで、アンジーがイエローゴールドにタブレットカットのダイヤモンドを装着したものをデザイン化。それをアンジーが、クリスマスプレゼントとしてブラッドに送ったものだったそうです。
ちなみにブラピが婚約指輪として送ったものも、ロバート・プロコップとのコラボレーションのもの。こちらはブラピが、1年以上をかけてデザインし、作ったものだそうです。 なおも、互いに思いやりあふれる関係性を維持しています。
(C)Getty Images