SF版テイラー・スウィフトに注目！

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　この10年間に私たちは、実にさまざまなテイラー・スウィフトを目にしてきました。　

　ゾンビに扮したテイラーから、メット・ガラのパーティにお呼ばれされたテイラー、トム・ヒドルトンと交際中のテイラー、汚れのないカントリー・ガールのテイラー、ビデオ・ミュージック・アワード（VMA）のときのテイラー、「問題を起こさない候補者に絶対投票するわ」と発言していたテイラー、ブランチに出かけたテイラー、誰かと反目するテイラー、そしてパンクなテイラーなどなど、それはもう数えきれないほどのテイラーの顔を見てきました。　

　そんななか、テイラー・スウィフトの最高の姿はといえば、そう、この最新でもあるSF版テイラー・スウィフトなのです。　

　その姿はどこに…それは最新の「...Ready For It?」で。そのミュージックビデオのなかで観ることができるのです。　

　私たちは以前、「Bad Blood」のミュージックビデオなどでSF版テイラー・スウィフトを見たことがありました（あの曲ではビジネス上の理由から、ケンドリック・ラマーがフィーチャーされていましたね）。　

　しかし、「...Ready For It?」に出てくるテイラーは、スカーレット・ヨハンソンが『ゴースト・イン・ザ・シェル』、『LUCY／ルーシー』、『アイランド』といった映画で演じた、さまざまな役柄の寄せ集めに近いものとなっています。　

　「...Ready For It?」のミュージックビデオは、テイラー・スウィフトが近未来の都市の裏通りを通って、ある牢獄に入って行くシーンから始まります。このシーンでは、テイラーにちなんだ落書きがいくつか出てきます。中国語が読めるテイラーのファンなら、彼女がデートしている相手についての重要なヒントがいくつか出ていますので、よく注意して観てみてください。　

　監獄の中には、テイラーが捕まえた自身の分身（Taylor Swift 2.0）がいて、半透明の檻のなかに閉じ込められています。　

　この分身はトランスフォーマーで、腕の部分にナイフが付いた戦闘ロボットに変身したかと思うと、次には白いロボットのポニーに跨（またが）ったりします。この分身とフードを被ったテイラーは、知り合いのようです。そして、この分身は魔術を使い、もうひとりのテイラーを殺してしまいます。　

　そして殺されたテイラー側は、実はロボットであったことがわかります。この設定はまさに、『ブレードランナー』か『ウエストワールド』のようにも思えます。　
　

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

Taylor Swift - …Ready For It?