「相手が低俗になるなら、私たちは気高く生きましょう」というモットーは、今聞いても新鮮。
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Michelle Obama
理想のワードローブと美しき二の腕の持ち主で、今もなお女性のエンパワーメントやヘルス、ウェルネスといったさまざまな問題に取り組んでいるバラク・オバマ前大統領の妻ミシェル・オバマ。
数々の名言を残している彼女です、2016年の民主党全国大会のときに語った言葉…
「相手が酷い仕打ちをしたり、いじめっ子のように振る舞っても、私たちまで品格を落とす必要はありません」
「私たちのモットーは『相手が低俗なら、私たちは気高く生きましょう』です」
…この2つの発言について、2年の時を経て再び語ってくれました。
ミシェルは2018年10月11日(現地時間)、「国際ガールズ・デー」を応援するため、アメリカの情報番組『トゥデイ』に出演。
その際、共同司会者のサバンナ・ガスリーから、元司法長官のエリック・ホルダー氏がミシェル夫人の名言をもじって「民主党のモットーを『相手が低俗なら、蹴飛ばしてしまえ』に変えてみては」と発言したことについての感想を聞かれました。
それに対しミシェル夫人は…「恐怖心からやる気は生まれません。勝利を導くのはやっぱり希望です」とコメント。
さらに「子供たちをどう育てるのか? そして人生や可能性についてどう教えるのか? そんなことを考えたとき、常に隣人を怖がるような大人に育って欲しいと思いますか? 怒りをコントロールできないような人や復讐に燃えるような人になって欲しいですか? 子供たちには正しい価値観を身につけて欲しいと思っています。サバンナ、あなたも母ですね。日頃から娘たちに教えていることを思い出してください。どんなモットーを掲げながら幸せな未来を歩んで欲しいですか? 私は母親として、若い女性たちのお手本として、そうしたことを考えなければなりません。子供たちには自分の将来に望みや希望を持って欲しいです。ロールモデルにならないような存在をお手本にしても意味はないと思います」と…。
彼女のコメントから、「恐怖心からやる気は生まれません。勝利を導くのはやっぱり希望です」という新たな名言が誕生しました。
さすがミシェル夫人です。彼女の心に刺さる発言力は変わっていませんでした。
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From Harper’s BAZAAR
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Translation / Reiko Kuwabara