ダニエル・クレイグに続く次期ジェームズ・ボンドを予想するのは、小休憩を挟もうと思います(2022年まで待たなければなりませんからね)。

そして、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の2021年10月1日(金)に公開に先立ち、批評家の面々が、私たちが何年も待っていた作品をようやく鑑賞できたようです。そして、その内容は「延期された甲斐があった」と口をそろえて言っているようです。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の批評の第一弾は、おおむね肯定的なものでした。それは、ダニエル・クレイグの007役最後の出演作にふさわしく、感情的で甘美なお別れであることが示されてもいます。クレイグにおける有終の美を飾る作品であったことももちろんです。が、批評家たちはそれに勝るとも劣らず、特にアナ・デ・アルマスとラミ・マレックの演技、そしてその絆も賞賛しています。

『バラエティ』誌のオーウェン・グライバーマン氏は、「『007/ノータイム・トゥ・ダイ』は素晴らしい映画です。臆するところもなくネオクラシックなボンド映画であり、魂を揺さぶられるようなエモーショナルなシーンもたびたび目の当りすることになるはずです。それも、高度なアクションシーンから得る驚きとスリルだけではありません。つまり、観客を飽きさせることのない十分な驚きを与え続けてくれるのです」と述べています。

「アクション(身体的表現)・驚き・魂の揺さぶり」と、ボンド作品にこれ以外に求めるものなどありません。つまり、大満足の作品ということです。とは言え、すべての人が『007/ノータイム・トゥ・ダイ』について手放しで称賛しているわけではないことも確かなこと。これまでのところ、この作品に対する最も一般的な「非の打ちどころ」と言えば、「2時間43分にも及ぶ上映時間」でしょう。

例えば「CNN」で映画批評を担当する記者ブライアン・ローリーは、「この上映時間の長さのせいで、作品自体のモメンタム(勢い)を下げている」と指摘しています。

「『007/ノータイム・トゥ・ダイ』(における製作側)は、クレイグの有終の美を盛大に祝うおうと、頑張りすぎてしまったような気がします。その過剰な想いが、最終的には上映時間に影響したのではないでしょうか。(いつもなら)シンプルに要約できる、割愛できるであろうシーンに未練を感じているうちに、エンドマークが表示されるまでの時間が長くなったのでしょう」と、ローリーは記しています。

皆さんは、どう思うでしょうか?

チケットを購入する前に、『007/ノータイム・トゥ・ダイ』の魅力をもっと知りたいという人は、他の批評家の意見をぜひとも確認しておいてください(もちろん、ここではネタバレは含まれていないので、ご安心を)。

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★★★★★|『007/ノータイム・トゥ・ダイ』
良いというより最高です。素晴らしいです。ダニエル・クレイグ演じるボンドは、「#NoTimetoDie」で、ついに当初の約束を果たしました。時代遅れの人となった現実に直面した、ヒーローの肖像です。
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レビュー:『007 /ノータイムトゥダイ』は不完全な映画です。ですが、これは史上最高のジェームズ・ボンドの完璧なフィナーレです。
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『007 /ノータイムトゥダイ』のレビュー:ダニエル・クレイグは、スリリングかつエモーショナルにジェームズ・ボンドを演じきりました。
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キャリー・フクナガ監督は、『007 /ノータイムトゥダイ』で素晴らしいアクション映画を制作しました。ですが、それがボンド映画でなければならなかったのが残念です。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、大ヒットアクション映画を装ったメロドラマであり、そういう意味ではとても気に入りました。
アクションは少ないし、長すぎるし、ラミ・マレックは下手だし、でも、過去を捨て去るという時代の終わりの叙事詩としては非常に感動的です。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』レビュー:『007 カジノ・ロワイヤル』以来ボンド役を演じてきたダニエル・クレイグは、(この作品で)シリーズ最高の作品に相応しい見送りを受けています。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、ボンド映画としてはあまりにも雑で物足りないと感じました。でも、ダニエル・クレイグのお別れには拍手をおくりたいと思います。このキャラクターやシリーズがこれまでに行ってきたこととは、全く違ったことをしているように思います。
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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でボンドは、行方不明だった科学者、終末論を唱える男、そして便利なガジェットの復活に直面します。
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「『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』:「まだ修正すべき点はある」と思いながらも、私はとても気に入りました。間違いなく『007 慰めの報酬』と『007 スペクター』よりも良い出来です。ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた作品の中でも一番納得ができる内容でした。さらに言えば、彼と寄り添えることができる作品と言っていいでしょう。そこには力強さや、想像できないほどエモーショナルな結末が待っています。間違いなく、待つ価値がある作品です!」

Source / ESQUIRE US
※この翻訳は抄訳です。