美味しいパスタのレシピは、数千通りあると言っていいでしょう。ですが、永遠の定番であり人気のメニューである「カルボナーラ」は、ほとんどのレシピで牛乳・バター・生クリームなどの乳製品が必須となっています。

 自宅でつくろうと思い立ったとしても…、「ちょっとハードルが高いなぁ」とか「ハイカロリーなのでちょっと…」などと呟きながら実践してこれなかった方々へ、その考えを払しょくするほど簡単なレシピをここでご紹介しましょう。

カルボナーラのつくり方と材料

材料(4人分)

  • パスタ 500g
  • 卵 4個
  • パルメザンチーズ (多いほど良い)
  • にんにく 2片(みじん切りにしておく)
  • ベーコン お好み量
  • 塩 お好み量
  • こしょう お好み量

つくり方

  1. まず、パスタをアルデンテ(歯ごたえがある程度)まで茹でます。たっぷりのお湯を沸かしたら、塩を入れパスタを投入します。(※茹で上がったパスタのゆで汁は捨てずにとっておいてください)
  2. パスタを茹でている間に卵をボウルに割り入れ、パルメザンチーズと塩こしょうを加え混ぜ合わせます。
  3. フライパンでベーコンをカリカリになるまで炒めます。厚めのベーコンが好きな方も、表面に焼き色がつくくらいまで焼きましょう。ここで焼きあがったベーコンはひとたび引き上げ、好みの大きさにカットしてから最後の出番を待つように。そして、焼いたフライパンは洗わないでください。これはベーコンの風味を生かすために必須です。
  4. ベーコンから出た脂でにんにくを炒めます。ここでひとつポイントがあります。本場イタリアでは、ニンニクを炒めるときは油が冷たいところから調理するとのこと。なので、できれば少しベーコンの脂が覚めるよう、1分か2分火を止めて待ちましょう。そうして冷めた脂にニンニクを放り込んだあとに、極弱火で炒めてください。するとゆっくりと、ニンニクの表面が泡立ち始めます。これによってその風味をじっくり油へと染み込ませることができます。そしてニンニクを鍋の中でゆっくりとかき混ぜ、白っぽい金色になるまで火を通してください。
  5. 次に、茹で上がったパスタをフライパンに加えます。にんにくと混ざったら火を止め、用意していたボウルに入った卵とパルメザンチーズを加えよく混ぜます。
  6. 余熱で卵が固まり、徐々にクリーミーになっていくでしょう。もし、そのクリーミーさがお好みより濃厚になった場合には、ゆで汁そしてパルメザンチーズで好みの食感になるまで調整します。
  7. 続いて、カットして出番を待っていたベーコンを投入し混ぜます。さらにコショウと塩を少々、さらにオリーブオイルを数滴スプラッシュ。また、必要に応じてパルメザンチーズも少しふりかけてもいいでしょう。
  8. それでは完成です。お気に入りのお皿に盛りつけてください。もしご自身のSNSに投稿したいのなら、もうひと手間を加えましょう。最後仕上げのお化粧として、再びコショウ、オリーブオイル、パルメザンチーズを少しふりかけることで、見映えを整えるといいでしょう。

 それでは食卓にお座りください。そして、すべての指をつぼめて、それを口に持っていきます。次にパッと指を開いて空中へ上げながら、「Bellissimo!」と言いましょう。こうして自分を褒めながら食せば、さらに美味しくいいただけることでしょう(笑)。

Source / ESQUIRE ES