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「やっちまった、飲み過ぎた…」というときは、これらのセリフでで自らを奮い立たせてください。ただし飲み過ぎ自体には、今後はくれぐれもご注意を。
ジントニック、マティーニ、ジンバック…。ジンは、カクテルのベースとして使われることの多いお酒です。誕生したのは1660年。オランダの名門、ライデン大学医学部のフランシスクス・シルビウス教授の手によって、「植民地で流行していた熱病対策の薬用酒として誕生した」と言われています。
医師によってつくられたことからも分かるように、誕生当初のジンは「薬として」薬局で売り出されていました。ですが、そのさわやかな香りから、薬としてではなく酒としてオランダ国内で流行することに…。フランス語で杜松(ねず:ヒノキ科ビャクシン属に属する針葉樹)の実を意味する、「ジュニエーブル」という名前で広く親しまれていました。
多くの人に知られるようになる過程で、どういうわけかスイスの都市ジュネーブと混同されて「ジュニエーブル」から「ジェネバ」となり(確かに似ています…)、そこからイギリスに渡ったときに、これが短縮されて「ジン」と呼ばれるようになったと言います。
…と、御託はここまでにしましょう。
ジンはさまざまなカクテルに使われることもあって、ついつい飲み過ぎてしまうことが問題となるお酒でもあります…。で、ジンを飲むたびに飲み過ぎてしまう自分を責めるのも何かと面倒ですので、ここに「ジンを飲むべき理由」をまとめてみました。ジンを飲み過ぎてしまった際は、そのスピリッツを飲むメリットを思い出し、それを罪悪感を薄めるためのミキサーまたはチェイサーにしてみてください。
しかしながら、ジンが身体にもたらす良い影響を盾に、飲み過ぎるのだけは避けてくださいね。お酒は適量でお楽しむことでこそメリットを得ることができるのですから…。
ジンとは、ベースとなるグレーンスピリッツ(大麦・ライ麦・トウモロコシなどの穀物を原料とした蒸留酒)に、ボタニカル(ハーブ・スパイス・果皮)を加えて蒸留させたお酒です。
普通にジンを飲んでいても、その中にジュニパーベリー(セイヨウネズ)・コリアンダー・ナツメグ・ローズマリーなどのハーブが入っていることなんて、想像できませんよね? つくり手によって、ボタニカルの種類やレシピは若干異なります。ですが、これだけ多くのハーブが入っていることは紛れもない事実です。それが身体に悪いということは考えにくいですよね。
ジンの香りつけによく使われるのが、北半球の比較的寒い地域に広く分布しているジュニパーベリーです。
このセイヨウネズの果実には、血糖値を下げる作用や利尿作用が期待できます。さらに胃のむかつきなど、消化不良の改善にも効果的とされ、感染症の予防にも役立つと言う研究結果もあります。
実際、ジュニパーベリーエキス入りのサプリを日常的に飲んでいる人もいらっしゃいますので…。
一般的にアルコールには抗酸化物質が含まれていますが、ジンは細胞の再生を助ける働きが期待できます。適量を摂取することで、肌の調子も上向きになると考えられています。
ジンはもともと、医師によってつくられたものです。ジンに用いられるジュニパーベリーには、前述のように利尿作用があることが知られ、腎臓がろ過されやすくなるという一面もあるとのことです。
…とは言え、これは適量のジンを飲んだときの話。飲み過ぎには適用されませんので、くれぐれも誤解のないように。
ジンには、関節炎や関節痛などの対策に役立つ成分が入っていると考えられています。「ジンに漬けたゴールデンレーズンは、関節炎に効果的だ」と言って、毎日の習慣として食べている方もいるようです。
そろそろ喉が渇いてきましたね。…ということで、次からはおすすめのジンをご紹介しましょう。
フレンチ75、その歴史と名前の由来とは?
家飲みには、通がこだわるトニックウォーターを!「 カクテルを引き立てるおすすめ5品」
Source / Esquire NLTranslation / Esquire JPこの翻訳は抄訳です。
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