食中酒として料理に合わせることはもちろんのこと、食前食後も幅広く楽しむことができるワイン。自宅でも本格的にワインを味わう環境が整えられたら、どんなに生活が潤うことでしょうか。
今回、「最近ワインへの関心が高まっている」というモデル櫻井貴史さんと一緒に、気分が上がるワイン道具をチェックしましょう。
ワイン道具の解説をしてくれるのは、アカデミー・デュ・ヴァンで講師を務める竹本聡子先生です。そんな竹本先生は…
「ワインの飲み方やマナー、楽しみ方などいまいちよくわからなくて、ワインを遠ざけていませんか。まずはワインに親しむために、ここはカタチから入ってみましょう! おうち時間が増えたいま、家でワインを楽しむために、カッコイイワイングッズをそろえて気持ちから上げるのはとてもおすすめ! そして、すてきな道具を使いこなせる自分になるために、さらにワインを学ぶ気持ちもきっとアガっていきますよ」とのこと。
家飲みでのハイライトと言っても過言ではないワインの抜栓(ばっせん)。美しく決まるとワインもおいしい(気がします)。ソムリエナイフは男心をくすぐるデザイン多し。気に入りのモノなら抜栓練習にも身が入ります。
「木製のハンドルは使い込むと味が出てきますし、水牛の角や天然石を使ったものは圧倒的に高級感があります。少し値は張りますが、すてきなソムリエナイフを手に入れれば一生もの! 抜栓するときのポイントは、ワインボトルを動かさないこと。キャップを切るときには、向こう側半周、手前側半周とナイフを持ち替えてカットしていきます。そしてスクリューは真っすぐに差し込むように。ソムリエナイフでスムーズに抜栓できるようになるころには、きっとワインにハマっていますよ!」
コップやガラスが分厚いグラスで飲むワインは、なんだか味気なくて寂しい気分となるものです。そこでワイングラスです。“味わう”ことを考えてつくられたワイングラスは、ワインのスタイルやブドウの品種ごとに形状が異なります。グラス選びは、ワインを深く知るための第一歩となるはずです。
ワインのタイプごとの代表的グラス
🍷上の写真のグラス解説🍷
写真左:White wine
白ワイン用のグラスは赤ワインに比べてやや小ぶりですが、香り高いワインの場合は、このような大ぶりなサイズを推奨。こちらはリーデル社のヴェリタスシリーズ「オークド・シャルドネ」です。
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写真中左:Red wine
赤ワインを味わうグラスは大きく深く、丸みのあるボウルの形状が一般的。この形状は香りを最大化すると言われています。こちらリーデル社のヴェリタスシリーズ「カベルネ/メルロ」なら、間違いないでしょう。
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写真中右:Sparkring wine
ドイツの老舗ツヴィーゼル社フィネスラインのシャンパーニュグラス。“泡”の美しさとワインの香りを楽しめるよう、ある程度の高さと昔に比べてややワイドになった形状が潮流となっています。
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写真右:All round
白も赤も泡もいける、汎用性のあるグラスはあると便利ですね。こちらはリーデル社のヴェリタスシリーズ「リースリング/ジンファンデル」は中庸な形状のボウルなので、万能と言えるのです。
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「味わいのスタイルに合わせて、よりおいしく飲めるようにさまざまな形のグラスが作られています。例えば酸味の強いワインは、口がすぼまっているグラスを使うことでワインを口の中へ細く流し込み、酸味に敏感な舌の両脇にワインが流れていかないようになっています。適さないグラスでは、高級ワインでもおいしく感じることができません。適した形のグラスで飲むと、ワインの価格以上のおいしさを感じられます。シャルドネ好きの方は、『オークド・シャルドネ』グラス(上の写真左)は必須です!」
信頼のリーデルでそろえるのも良し!
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万能なテイスティンググラスは
コスパがいいのです!
来客用にいくつかそろいで欲しい! おすすめは「ISO(国際基準協会)」によって国際規格に認定されたテイスティンググラスです。ソムリエやワイン試験にも使用されるグラスだけに、繊細な味わいを過不足なく表現。ワイン各種のほかウイスキーにも使用可。
ワインの香りと味わいを最大化させるためのデキャンタは、自宅で使用すると華やぐこと間違いなし。もちろん、空気に触れさせることで味わいを変化させて、ワインの奥深い楽しさも引き出してくれます。
低めの温度で爽やかに楽しみたい白ワインやスパークリングワイン。冷蔵庫から出し入れしていたのでは興覚め(きょうざめ)です。
今回紹介するワインクーラー、そしてプラスアルファの便利グッズが、ワインライフを豊かにしてくれます。
「ワインクーラーは存在感がありますから、素敵なものを手に入れたらワインまわりが華やぎます! また、忘れがちなトーションですが、ワインの滴(しずく)を拭う際に必要です。こちらもタオルやティッシュなどで代用するのではなく、ちゃんとしたトーションを用意することで見栄えが増すでしょう。ワインは、一度栓を開けてしまうと徐々に酸化していってしまうため、同じ1本を機会を分けて後で飲むということは避けるべきです。ですが、話題の『コラヴァン』を使えば、栓を開けずに中のワインをグラスに注ぐことができるので、ひとたび飲んで時間を置いた後でもおいしく召し上がれるでしょう」
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ワインライフが充実する
こんな便利グッズも
上で竹本先生も推奨している「コラヴァン」(下の写真左)は、注目のワイングッズです。
「飲み頃がわからないワインを少しだけ飲んでみたり、特別なワインを毎年少しずつ飲んで味わいの変化を楽しむなんてこともできますよ」と、竹本先生もおすすめのコメントしています。
また、古いコルクの抜栓に威力を発揮するオープナー(下の写真右上)もあるといいでしょう。さらに、ワインの格が上がりそうなストッパー(下の写真右下)と記念のコルクを保存するケース(下の写真右中)もおすすめです。
PROFILE
竹本聡子先生
ワイン道具の世界を解説してくれた竹本聡子先生。J.S.A.認定ソムリエ、WSET® Level 3。アカデミー・デュ・ヴァン講師。現在、女優・ナレーターとしても活動中。先生いわく、「ワインを学ぶと世界が広がる!」とのこと。
※そんな竹本先生とモデル櫻井さんと学ぶ
ワイン講座にぜひご参加してください!
Styling / Masahide Takeuchi(CODE)
Hair &Make-up/ Kazuya Matsumoto(W)
Model / Takashi Sakurai(INDIGO)