『ブレードランナー2049』や『メッセージ』で高い評価を得ているドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、「007」シリーズ最新作の監督を引き受けないことを名言しました。
そのため、この人気シリーズの監督候補に、新たな有名監督の名前が挙がっています。それは皆さんご存知のクリストファー・ノーランです。
あるスペインの「007」ファンサイトは、『バットマン』シリーズや『ダンケルク』、『インセプション』などの監督を務めたノーランが、「同シリーズ最新作の監督に決まりつつある」とする、英・米2つの情報筋の話を伝えました。この話によれば、正式な発表は2018年1月か2月に行なわれる予定であるようです。
現時点でこの話は推測の域を出ないものにも思えますが、「007」シリーズのプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリは最近、次回作に関する大きな発表を来年に予定していると明かし、次のように語っています。
「私たちは、(次回作に関する)何よりも重要なパズルの1ピースを手にしました。それはダニエル・クレイグの続投です。彼が戻ってきてくれることを本当に嬉しく思っています。私にとっては、それがもっとも決定的なことです。ダニエルがやってくれるとなれば、今度は監督を見つけなければなりません。また、脚本作りにも取り組んでいます。こういったことについても、来年始め頃までには新たな報告ができれば幸いです」とブロッコリ。
クリストファー・ノーランは 「007」シリーズの監督への 関心を示している!
こういった気になる噂に加え、ブックメーカーでの『Bond 25』(原題)の監督就任に関するオッズも低くなりつつあります。たとえば、ラドブルックスでは現在、この予想について、3倍というオッズをつけています。これは悪くない数字であると言えますね。
さらにノーランは、「007」シリーズの監督への関心を示したこともあります。彼は以前、同シリーズのプロデューサーらと監督就任について話し合ったことがあることを認めているのです。
ノーランは、今年始めの『プレイボーイ』誌のインタビューのなかで、「ボンド映画をぜひ作ってみたいです」と発言しました。また、「プロデューサーのバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンとは、数年前から話しています」とも明かしています。
「ボンドというキャラクターは本当に好きですし、(製作陣が作るものを)いつも楽しく観ています。いつかは、そのときが来るでしょう。そのうち誰かが必要になるわけです…つまり、「007」シリーズには今後、改革が必要になるということです。そうして誰かのアイデアが必要になるんです。今はとてもうまくいっていますけどね…」とノーラン。
ぜひともノーランに、「007」シリーズ最新作を引き受けてもらいたいものです。その際、音楽担当は“音の魔術師”として知られる、ハンス・ジマーにぜひお願いしたいところですね(これまた担当編集者のツブヤキです)。
From ESQUIRE UK 原文(English)
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。