フレンチ75、その歴史と名前の由来とは?
皆さん、ジンベースのカクテル「フレンチ75」はご存知でしょうか? 上品な苦みとほのかな柑橘の香りが弾けるこのお酒は、必ずやあなたのカクテルのレパートリーのひとつになってくれるはずです。
オランダ北東部の都市・フローニンゲンにある人気のカクテルバー「Mr. Mofongo」のスティーブン・コペルドラト氏によれば、この「フレンチ75」は、家族で集まるブランチなどの場に最適なカクテルと言います。
ところで「フレンチ75」という、どこかおしゃれな感じのする名前の響きは気になりませんか? 小粋なパリの石畳が脳裏をよぎるかのようです。が、それは大きな間違いです。少し物騒ではありますが、このカクテルの名前は第一次世界大戦においてフランス軍が使用していた口径75mmの大砲に由来するのだとか…。
誕生したのは1910年代後半とも言われる古典的なカクテルで、その起源は19世紀によく飲まれていた「シャンパン・カップ」と考えられています。「フレンチ75」はアメリカでも人気を博し、ハンフリー・ボガート主演の1942年の映画『カサブランカ』をはじめ、当時の数多くの映画にも登場しています。
それでは以下に、このカクテルの材料とレシピを見ていきましょう。
フレンチ75の材料
- ロンドンドライジン:45ml
- レモンジュース:20ml
- シュガーシロップ:5ml
- シャンパン:適量
フレンチ75のレシピ
- シェーカーに氷を入れます。
- ジン・シュガーシロップ・レモンジュースを加え、10秒ほどシェイクします。
- 氷の入ったコリンズグラスに注ぎます。
- 冷やしたシャンパンを入れ、柑橘類の皮で飾ります。
- そして乾杯!
まとめ
最後に…、カクテル等をつくること(酒類等を混和する行為)は、本来、酒税法の規定により「酒類の製造」に該当します。ただし「消費の直前」であれば、例外的に酒類の製造には当たらないこととされています。
しかし、消費の直前を前提とせずに、つくり置きをするのは酒類の無免許製造の規定に抵触します。責任のある行動を取っていただき、お酒は適度にお楽しみいただくようお願いいたします。
Source / Esquire NL
Translation / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。