スペイン・マドリードのグラン・ビア通りで最も写真に撮られる場所の一つであり、首都の象徴であるヴィンチ・キャピトルホテルが入っているカリオンビルは、都会的なこの都市の象徴でもあります。また、ビル1階には映画館も併設している唯一のホテルです。
ホテル内のレストラン「Food & Bar Capitol」からは、グラン・ビア通りの美しい景色も眺めることができます。この美食空間は建物の角に位置し、何世紀にわたり何百本もの映画やシリーズドラマに登場した街の大通りを遮(さえぎ)るものなく一望することができるのです。
そんなマドリードを代表するホテルが展開するレストラン & バーには、少々変わったメニューが存在します。そのメニューとは、7つの作品からインスピレーションを得たカクテルです。
【ジンベース】
- 映画『マトリックス』(ジン、キウイ、ブルーベリー、ライムジュース、サトウキビシロップ、ソーダ)
- ドラマ「ペーパーハウス」(ジン、ブランブル、ライムジュース、イチゴシロップ、ホワイトチョコレートフォーム、バニラシロップ)
【ラム酒ベース】
- 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』(スパイスラム、カシャッサ、ライム、トリプルセック、マンゴーピューレ、パンプキンシロップ、『ルビーノ』のヴェルモット1ショット)
【テキーラベース】
- 映画『デスペラード』(メスカルまたはテキーラ、マンゴー、ライム、レモン、ジンジャービール、竜舌蘭<リュウゼツラン>、塩、ハラペーニョ)
【甘いものが好きな人には】
- 映画『チャーリーとチョコレート工場』(熟成ラム酒、チョコレートリキュール、ヘーゼルナッツとアーモンドのリキュール、レモンジュース、バニラフォーム)
- ドラマ「ルパン」(ウォッカ、ココアとコーヒーのリキュール、エスプレッソ、ホワイトチョコシロップ、ブルトンビスケット)
また、最近そのメニューに新たに追加されたのは、スコッチウイスキー、アプリコットブランデー、オルジートシロップ、レモン、オレンジ、アンゴスチュラ、ダルゴナビスケットでつくられたドラマ「イカゲーム」です。
今では、地元の食材と世界各国の料理を組み合わせた風味豊かな料理と共に、驚きを与えてくれるカクテルやその他のガストロノミーを楽しむことができる名所となっています。
このバーはホテルの他の部分と同様に、エレガントで洗練された空間が余すことなく広がっています。
ニュートラルカラーとゴールドで統一された色調は、「Capitol Food & Bar」に隠された真の「宝石」。つまり1933年のオープン当時、映画館にあったオリジナルのバーを彷彿とさせるのです。
このように、映画の幕間に当時の紳士淑女たちが通ったバーは現在では、人気レストランを主宰しています。また、映画のフィルムリールのコマを連想させる銅製の柱は、常に映画の世界を連想させてくれます。大きなガラス窓から見える光景はまさに、その序章。テーブルに座ったまま、どうぞグラン・ビア通りの眺めをじっくりと味わってください、素敵なお料理そしてドラマティックなカクテルとともに…。
Source / ESQUIRE ES
※この翻訳は抄訳です。