今回レシピをご紹介するカクテルは、“エルディアブロ(El Diablo)”です。「El」は男性名詞につく定冠詞で、「Diablo」とはスペイン語で「悪魔」の意味。物騒な名前ですが、真っ赤なカシスリキュールが悪魔の毒々しい血を連想させることがその由来と言われています。
1946年にオランダで刊行されたカクテルのバイブル的存在の『Trader Vic’s Book of Food and Drink』に掲載されている“エルディアブロ”は、ウォッカをベースにライムを効かせた爽やかな味わいのレシピが紹介されています。
本来のテキーラベースのカクテルで考えると、“マルガリータ”が特に有名です。なのでこの“エルディアブロ”は、その影に隠れた存在と言えるのかもしれません。
それでは、つくり方をご紹介しましょう。
エルディアブロの材料
うれしいことに、“エルディアブロ”の材料は簡単に手に入るものばかりです。ご自宅の近くのリカーショップやスーパーで比較的簡単に見つけられることでしょう。ご自宅にテキーラはまだありますか? もしもかなり昔に買ったものなら、新たに調達するほうがいいかもしれません。
もうひとつ、“エルディアブロ”の材料で主役となるのがクレーム ド カシスです。これはフランス・ブルゴーニュ地方の蒸留酒で、カシス(黒すぐり)の甘味と酸味が絶妙なバランスで楽しめる強い深紫色のリキュールです。
スパークリングワインの「クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブリュット」と混ぜたカクテルの“キール ロワイヤル”や、シャンパンと組み合わせたカクテルの“キール インペリアル”によって伝説的な存在となりました。
そろそろ、喉が渇いてきたころでしょう? 先を急ぎますね。“エルディアブロ”の材料は以下のとおりです。
- テキーラ:40ml
- クレーム ド カシス:10ml
- ライムジュース:15ml
- ジンジャーエール:適量
- 角氷
- ライムスライス(お好みで)
エルディアブロのつくり方
- まず、ハイボールグラスに氷を入れます。
- 次にシェーカーに、テキーラ、クレーム ド カシス、ライムジュース、氷を入れます。
- それをシェイクしてグラスに注ぎます。
- グラスにクレーム ド カシスを一滴注ぐのもおすすめです。
- ライムのスライスを添えて…
- そして乾杯!
Source / Esquire NL
Translation / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。