「自分は頭がいい」と自称するドナルド・トランプ大統領ですが、2019年3月7日(米国時間)にホワイトハウスで開催した企業各社の経営者との「労働力に関する政策」について語られた懇談会では、その頭の良さをフルに発揮していました。

 労働政策に関するさまざまな課題を解決した後で、会議の出席者たちがカメラに向かって自分の考えや感想を述べる時間がありました。そこでアップル社のCEOティム・クック氏が発言したあと、この米国の大統領は、優雅な物腰で再びその場を仕切ろうとしました。

 世界で2番目に時価総額が高い多国籍企業を経営しながら、このような長時間の会議もこなすクック氏。もはやたび重なる基調講演の報道などによって、世界的に知られる有名文化人といったポジショニングです。ですが、どうやら中には、彼の名前を未だに覚えられない人もいたようです。

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トランプ氏がアップルのティム・クックCEOのことを「ティム・アップル」と呼んだ。トランプが企業経営者の苗字の代わりに、その人の会社の名前を使って相手を呼んだのは今回が初めてではありません。
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ロッキード・マーティンのマリリン・ヒューソンCEOのことを、マリリン・ロッキーと呼んでいた。 

 「なんだと、自分の経営する会社の名前に自分の苗字を使っていないのかね?」という声が聞こえてきそうです。トランプに周囲の取り巻きが、「ティムの苗字はクックだ」と告げたら、トランプはきっとティムのことをレストランのオーナーかと思う可能性もなきにしもあらず…ですね。 
 
 もしオバマ前大統領が「ティム・アップル」と言ったとしたら、同じくらい話題になっていたでしょうか? おそらく、その答えは「ノー」です。オバマ氏は、そんなことを決してしない大統領でしたので…。 

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人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」で、トランプのCPACでの演説のモンタージュを放映していましたが、観るのが見苦しいものでした。

 
 日々、多くの人々と面会しているトランプ大統領だけに、覚えやすいように下の名前と会社名をセットにして覚えている可能性もありそうです。名前を覚えることが容易でないことは、ビジネスマンの我々も理解できるところですが…。

 しかし、これだけの重要人物であり重要な現場であるだけに、リハーサルも含め寸前まで予習してきたはずだとは思うのですが…。

 
 
 
From Esquire US 
Translation / Hayashi Sakawa 
※この翻訳は抄訳です。


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