• ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスの外で待っていたジャーナリストたちに向かって、「陰謀などしていない」と何度も繰り返し叫んでいた。
  • このフレーズは、まだ全米を席巻する流行の挨拶にはなっていない。
  • おそらく現時点で彼が唯一できる、最善の選択であったとも言える。

人類は現在、どの分野においてもほぼ、船の進む速度で前進しています。

例えば電気自動車の発達にせよ、ミレニアル世代の人々の考えにせよ、TVドラマ『フリーバッグ』のセカンドシーズンの進行にせよ。ましてや出会ったもの同士が互いに挨拶するという文化に対しても、革新的な方法を編み出そうという思いはないようです。

かつては、誰もがオリジナリティあふれるひとや態度が編み出せないか必死だったのに…です。しかしながら幸いにも、トランプ大統領に関してはいくつかのアイデアを持っているであろうことがうかがえます。

「ハロー」、「ハイ」、「ハウ・ユー・ドゥイング?」、そして「ワッツ・アップ?」といった気さくな挨拶を行ってきたトランプ大統領は、2019年3月21日のこと。ホワイトハウスの外にいたジャーナリストたちに対し、新たなる独自の挨拶を披露しました。それは…「陰謀などしてない、陰謀などしてない」("NO COLLUSION, NO COLLUSION")と大きな声で言いながら、相手のほうに向かっていくというものでした。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
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トランプは「ハロー(こんにちは)」の代わりに、「陰謀などしてない」を繰り返していた。

このセリフはある意味、実にキャッチーなものです。

この言葉は「ahoy-hoy」と同じ道を辿ることになるのでしょうか(ahoy-hoyは、科学者アレキサンダー・グラハム・ベルが好んだとされる電話の受けかたでした)。それともこのフレーズは、トランプの熱狂的な信者たちの間で変わった種類の評価を得ることになるのでしょうか。

どちらに転ぶかは予想がつきません。ですが、その結果はある意味、「陰謀」が本当に行われるかにかかっています。

これは辛辣極まりない行為であり、いわゆる「トップ記事」(日本で言えばヤフトピ)に値するほど非常識な行為です。

皆さんもこれを教訓に、ぜひともお気をつけください。例えば、軽いジョークを気取って皮肉ばかりを口にしようと努力していると、いつしか無意識にも酷いセリフや検討違いなセリフ、または自虐が自滅となるセリフを発してしまうかもしれません。

Source / Esquire UK
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。