2018.09.28

また国民から反発を受けてしまった...

炭鉱夫たちを裏切るトランプ大統領 ー 石炭業界の再興を約束は何処へ

トランプ大統領は鉱山の安全基準や環境基準を緩和し、医療保障さえ改悪しました。

炭鉱夫たちを裏切るトランプ大統領 ー 石炭業界の再興を約束は何処へ
Getty Images

 
Trump Promised Coal Miners the World. He's Made Their Lives Worse in Every Way That Matters.

 トランプ政権が推進する「クリーンコール」とは、「死」に値するほどインパクトのある政策のようです。 
  
 その詳細については、「NBCニュース」からの文言でご確認ください。 
【NBCニュースの引用】 
― ジョージ・W・ブッシュ大統領政権下やバラク・オバマ大統領政権下で、鉱山の安全性を監視する委員会のメンバーを務め、2018年9月に任期を終えたロバート・F・コーエン氏。彼はいま、アレクサンダー・アコスタ労働長官を痛烈に批判しています
 
 コーエン氏はアコスタ労働長官について、「炭鉱労働者の安全性に関する規制を緩和する違法な試みを行っており、『米国の炭鉱夫の命を守るための最も強力なツール』を弱体化させる恐れがある」と非難。この批判はウェストバージニア炭鉱の採掘施設において、「極めて重大な」違反が発見されたにもかかわらず、この炭鉱が重要な労働者安全規則を遵守する必要がないよう規制緩和を進めているトランプ政権の動きを受けたものになります。 
 
― 労働省はポカホンタス石炭事業者のアフィニティ炭鉱について、労働者の安全性や健康に関する法律に繰り返し違反し、POV(pattern of violations)通告を受けてきた炭鉱に取られる、重い強制措置の対象にならないことを決定しました。 
  
 
 このPOVルールこそ、トランプ政権が明らかに無力化を狙っているものであり、ウェストバージニア州の南部に位置する郡内にあるアッパー・ビッグ・ブランチ炭鉱で2013年に29人の炭鉱夫が亡くなった爆発事故を受けて、オバマ政権のもとで強化されました。トランプ政権に交代したからこそ、当然、このルールは再び緩和しなければならなかったということになります。その理由は、「オバマ大統領が定めたから」ということで…。 
  

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Photograph / Getty Images 
  
 
 実際、鉱山安全保健管理局の責任者に指名されたのは、POVで2度も罰則を受けた鉱山を経営していたデヴィッド・ザテザロ氏です。この指名の際には、石炭業界と関係の深いジョー・マンシン上院議員でさえ反対票を投じました。マンシン議員はこのとき、次のように語っています。 
   
 「ザテザロ氏が石炭業界にいた時代の能力や安全記録をチェックした結果、彼が鉱山の安全性に関する法律や安全基準をつくり、守らせる連邦機関の監督役を務めるのにふさわしい人物とは思えない」とのこと。

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By Charles P. Pierce on September 20, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English) 
 
TRANSLATION BY Wataru Nakamura 
※この翻訳は抄訳です。 
編集者:山野井 俊

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