フロントマンのビリー・コーガンら、スマッシング・パンプキンズのメンバーが揃いました。が、そこには初代ベーシストであるダーシー・レッキーの姿はありませんでした...。
The Smashing Pumpkins Reunion Is Already Filled With Drama
米国バンド「スマッシング・パンプキンズ」の結成メンバーであり、ベース & コーラスを担当していたダーシー・レッキー。彼女は同バンドによる1999年の「アライジング!」ツアーを最後に、「女優になる」という理由で突然バンドを脱退すると言い出します。バンド内は混乱しながらも彼女と話し合いを続けたようです。しかし、5枚目のアルバム『マシーナ/ザ・マシーン・オブ・ゴッド』のレコーディング中、彼女はバンドを離れることとなりました。
これ以降、バンドメンバーはマイナーチェンジを繰り返していましたが、ここ数カ月間、「オリジナルメンバー(ビリー・コーガン、ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレン、ダーシー・レッキー)による再結成ツアーがあるのでは?」と噂で盛り上がっていたのです。
ところが2018年1月下旬のこと。レッキーは、「自身がツアーに参加できないのはビリー・コーガンのせいだ」と彼を非難しました。彼女によれば、コーガンはバンド再結成の契約をオファーしておきながら撤回したとのこと。彼女が音楽サイト「ブラスト・エコー」に語った内容は、次の通りです。
「オリジナルメンバーによる再結成ツアーを楽しみにしてくれていた、すべてのスマッシング・パンプキンズファンの皆さまにお詫びします。私にとっても非常に残念なことですが、オリジナルメンバーの再結成は実現しません。昨日、バンドは別のベーシストでツアーを行うということを知ったばかりです」とダーシー・レッキー。(次ページへつづく)
“レッキー抜きでの再結成”を認める
そして2018年2月中旬に、スマッシング・パンプキンズは彼女のコメントに応える形で“レッキー抜きでの再結成”を認めたのでした。
「スマッシング・パンプキンズの再結成に当たり、私たちはこれからもファンの皆さんと音楽のために活動していくことをお約束します。ジェームス・イハ、ジミー・チェンバレン、そしてウィリアム・コーガン(ビリー・コーガン)は、18年以上の間、ダーシー・レッキーと一緒にステージに立っていませんが、決して、これまで試みようとしなかったわけではないのです。報道とは異なり、一緒のステージやデモ・セッションに誘ったり、せめて直接会おうと何度も声を掛けたりしてきました。こういったあらゆる呼びかけに対し、彼女はいつも返事を避けてきたのです。私たちは彼女の幸せを願っていますし、そしてもうすぐ、皆さんと再びお会いできることをとても楽しみにしています」
現在、スマッシング・パンプキンズは再結成しており、2018年7月12日からはオリジナルメンバーで行う全米ツアー「The Smashing Pumpkins Shiny And Oh So Bright Tour 2018」を行う予定です。
By Matt Miller on February 14, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Trans Mart
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊