ここ数年、トレンドアイテムとして再び脚光を浴びているコーデュロイは、2020年冬も健在です。70年代と80年代の典型的なスタイルを彷彿とさせる太い畝(うね)のあるコーデュロイ。2019年の秋冬コレクションで、「AMI」や「Etro」などのブランドがランウェイに取り入れ、寒い冬の日に重宝されるアイテムの1つとしてトレンドに再浮上しました。
重厚で温かみのある素材は2020年現在、軽量化されたものや、その他さまざまなアイテムへと変化を遂げ、今シーズンも重要なアイテムの1つになっています。まさに、冬のワードローブに欠かせないアイテムとなりつつあるコーデュロイは、スーツやブレザーなどのアウターから、ワイドパンツなど幅広い展開があります。しかし、存在感のある素材のため、コーディネートに迷う方も少なくないはず。
そこで、さまざまなコーデュロイアイテムを使用したスタイリング写真を用いて、コーデュロイの魅力をお伝えしていきます。
コーデュロイパンツ
ワイドなコーデュロイパンツは、リラックスしたスタイルをつくるのにうってつけです。プルオーバーのセーターにウールソックス、そしてハイキングシューズを合わせてビーニー帽を被れば、防寒も完璧なくつろぎのスタイルであるコージー(COZY)スタイルに仕上がります。
コーデュロイシャツ
インナーにTシャツを合わせてカーディガン代わりにしたり、タートルネックとのレイヤードを楽しんだり、1枚でも着用できる汎用性の高いアイテムです。ダークトーンであれば、よりフォーマルで落ち着いた仕上がりになります。
コーデュロイスーツ
もう一歩踏み込んで、コーデュロイを楽しみたいのなら、スーツを選びましょう。「トッド スナイダー」は2020-21年秋冬メンズコレクションで大胆なカラーのコーデュロイスーツを発表しています。コレクションでは、カジュアルなスタイリングで提案しています。
もう少し正統派なスタイルが理想という方は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンドがイタリアのブランド、「Massimo Alba(マッシモアルバ)」のコーデュロイスーツに「Drake’s(ドレイクス)」の上質なチョコレート色のチャッカブーツを履いているので、ぜひ参考にしてみてください。
コーデュロイジャケット
「GUCCI(グッチ)」は、黒いショールカラーが印象的なパワフルな色合いのジャケットを提案しています。より洗練されたスタイルをつくり、カジュアルな印象の強いコーデュロイをエレガントなアイテムへと仕上げています。
コーデュロイのアウター
「Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)」は、極厚のコーデュロイでオーバーサイズのテーラーコートを提案しています。タキシードなど、フォーマルスタイルにぴったりのデザインです。
2020年冬シーズンのコーデュロイの選択肢は幅広く、ストリートからフォーマルまで、あなたのスタイルに新しいタッチを与えるための素材として活躍するはずです。
Source / ESQUIRE ES