ジェイク・ギレンホール
Stephane Cardinale - Corbis//Getty Images

気候変動が問題になって久しい昨今、気温は年々上がっているように感じられます(中には、現在の地球はミニ氷河期の真っ最中にいると唱える科学者もいますが…)。正直、暑すぎる日々を実感している人も少なくないでしょう。一刻も早く日焼け止めクリームを塗り、大枚をはたいてダイソンの高級大型扇風機に手を出したくなるのは言うまでもありません。日々の着こなしにおいても、フィット感やファブリック、そしてカラーにも軽さを求めてしまうのも無理のないこと。

今回ここで取り上げるのは、その「何を着るか?」という問題です。考えようによっては、コーディネートのローテーションにこれまでよりも明るく、カラフルなトーンを取り入れる絶好の機会とも言えます。

地球温暖化が叫ばれるなか、私たちはさらなる猛暑を乗り切らなくてはならない覚悟もできていることでしょう。それによって、多くの人が着こなしに物理的化学的な心地よさを必要としているのです。そこで、そのためのヒントを求める人に向けてジェイク・ギレンホールの近況をピックアップしてみましょう。

ジェイク・ギレンホールとは?

ジェイク・ギレンホールは、42歳となった実力派俳優。彼のファッション傾向は、シックな正統派の着こなしやスポーティなプレップ系が好みだと認識されていました。が、この日の彼には、新たな方向性が見て取れました。

登場した場所は?

新恋人であるモデルのジャンヌ・カデューとともに、パリで開催された全仏オープンテニスの試合を観戦していました。コーディネートの変化は、彼女の影響でしょうか。

着用アイテムは?

実写化映画『バービー』でバービーの恋人 ケンを演じたライアン・ゴズリングを思わせるベビーピンクのキャンプカラーシャツ(オープンカラーシャツ)を、ネイビーパンツできりっと引き締めた着こなし。ピンクはギレンホールにとって新しい試みだと思いますが、スクエアフレームのサングラスとカルティエの「タンク」という安定感のある小物で自分らしくまとめています。

このスタイルを再現するには?

2023年8月11日(金)に公開を控える、グレタ・ガーウィグ監督による待望の「バービー」実写化映画のおかげで、この夏ピンクを見る機会が多くなりそうな予感です。シャツの新色ローテーションとして取り入れるのに、ピンクはおすすめです。

快適さにこだわる人もあまりこだわらない人にも、ポルトガル発のシャツブラド「ポーチュギース フランネル(Portuguese Flannel)」の通気性の良いリネン製のキャンプカラーシャツや、2007年にロンドンで創業した人気リゾートウエアブランド「オルレバー・ブラウン(Orlebar Brown)」のコットン100%ストライプシャツがおすすめです。また、もっと予算をかけたい人にはセリーヌ(Celine)の真夏に生える、ホットなカラーのボーリングシャツが気分を上げてくれることでしょう。

ORLEBAR BROWN Maitan
ORLEBAR BROWN Maitan
MR PORTER で見る
Credit: Mr Porter
CELINE ルーズボーリングシャツ
CELINE ルーズボーリングシャツ
Credit: CELINE
PORTUGUESE FLANNEL リネン キャンプカラー シャツ
PORTUGUESE FLANNEL リネン キャンプカラー シャツ
Credit: Mr Porter

避けるべきことは?

ギレンホールのようにダークカラーのボトムスと合わせたコーディネートにすれば、主役のカラフルなシャツを引き立てるとともに、派手さを中和することもできる定番スタイルとなるでしょう。

しかしながら、ここで「定番」はあえてはずしてはいかがでしょうか。ピンクのインパクトに負けない、アイキャッチ効果のある小物使いをプラスして、さらにスタイルのランクアップを目指してほしいのです。そして、個性的なサングラスや首回りのチーフでアレンジをしてみてはいかがですか?

source / ESQUIRE UK
Translation / Keiko Tanaka
※この翻訳は抄訳です