「身体は疲れて眠たいのにうまく寝つけない…」、これほどいら立たしいことはないかもしれません。翌日に重大な用事が控えていて、「とにかく身体を休ませておきたい…」という場合なら、なおさらです。

理学療法士の資格を持つドクター・ジョーがYouTubeで紹介していた“簡単な呼吸法”に、横になってすぐに眠りに落ちるための役立つヒントがありそうです。羊を数える以上に、あなたにとって良い入眠方法となり得るかもしれません。

睡眠改善のカギとなる、
「4-7-8呼吸法」とは? その方法

安眠呼吸法とは? その方法
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まず息をすべて吐き出し、そして4秒かけて息を吸って、7秒間その息を止め、8秒かけて息を吐くという、「4-7-8呼吸法」と呼ばれるテクニックが紹介されています。

「鼻から静かに息を吸い込んだら、息を止めて7秒数えてください。それから唇をすぼめ、静かに口笛を吹くような要領で、8秒かけてじっくり息を吐き出します。最初のうちは、8秒間はなかなか大変かもしれません。ですが、繰り返すうちに、できるようになりますよ」と、ドクター・ジョーは解説します、

いつもは横向きの姿勢で眠っているという人も、今回は「4-7-8呼吸法」の効果をよりよく引き出すためということで、あおむけになることが推奨されています。

※そもそも「4-7-8呼吸法(4-8-7 Breath)」は、アメリカの健康医学研究者であり、アリゾナ大学医学部で教鞭をとるかたわら学内の統合医療プログラムとして自身の名も付与された「アリゾナ大学付属統合医療センター(Andrew Weil Center for Integrative Medicine)」の創設にも活躍したアンドルー・ワイル(Andrew Thomas Weil)医学博士が提唱したことが始まりとされています。ワイル博士は伝統中国医学など代替医療の伝統も取り入れ、人間に本来備わっている自然治癒力を引き出すヘルスケア・システム「統合医療」を提唱している人物です。

また、ハーバード大学医学部とソルボンヌ大学医学部などで客員教授を務める、根来秀行博士提唱の「4・4・8呼吸法」というものあります。

効果を得るためのヒント

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Fall Asleep Faster with the 4-7-8 Breathing Technique
Fall Asleep Faster with the 4-7-8 Breathing Technique thumnail
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「なれるまでは2~4回くらいでOKですが、最終的には8回繰り返すくらいになると良いでしょう。パターンになれるまでは難しいかもしれませんが、回数をこなすうちにすんなりと眠りにつくことが期待できるはずです。何事も、まずは練習が必要です。無理してかえって気分が悪くならないように気をつけながら、とにかく続けてみてください」

これが、ドクター・ジョーからのアドバイスです。

Source / Men’s Health US
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。