トランプ大統領は2018年12月16日の週、フロリダ州パームビーチにある別荘「マー・アー・ラゴ」リゾートで16日間の休暇を過ごしました。

そこで彼は、金持ちであることは間違いないので、それなりの食事とサービスの中で過ごしたに違いありません…。

ですが(もう皆さんも予想していることでしょう)、2019年1月29日に発売される本『Mar-a-Lago』の著者であるローレンス・リーマー(Laurence Leemer)氏からの報告によれば…「トランプ大統領は、最悪のサービスと食事の中にいる」とのこと。

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このことは、リーマー氏がドナルド・トランプの大統領官邸で繰り広げられる権力の内側を綴った発売間近の『Mar-a-Lago』にも含まれていることでしょう。この地を頻繁に訪れているリーマー氏は、「最近、招待されるVIPクラスのメンバーたちにとって、このリゾート地の滞在はかなり不快であるようだ」と、『Vanity Fair』に綴っています。

「サービスは酷いものです。でも、もしあなたが大統領に招待されるメンバーの一員でない場合は、それほど気にする必要はありません。忘れてください…」とも、長年のメンバーであるリーマー氏に続けて綴っています。さらに… 「給仕たちのトレーニングすら行き届いていません。招待客は、水ですら自ら頼むことになるでしょう…。そして、食べ物は毎回同じメニューと言えるほどです。多くの招待客はこれについて不平を言っているのは間違いありません。これは、確実に改善すべきことです」と。

リーマー氏はさらにこうも綴っています。

アイスバーグレタスの上に、粘着性のあるブルーチーズドレッシングをたっぷりとかけたサラダは、その名の通り「トランプウェッジサラダドレッシング」と呼ぶべきものです。「トランプチョコレートケーキ」も…。これはとても甘いケーキです。食べたあとすぐに、虫歯に対策のためにかかりつけの歯科医師へ電話をかけている人がいないのが不思議くらいです。

「テニスコートも敷地内にあるため、そこでテニスをした日には、大音量で響きわかります。その不便さはかなりのもの…。何人かのメンバーは、この件で大統領を批判し始めたことさえありました」とリーマー氏は言います。

このトランプのリゾート地に関して、内側がどのように運営されているかについては、2018年12月6日付けの「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された記事を読むといいでしょう。そこには、ニュージャージー州にあるトランプ大統領のゴルフ場で不法就労したという女性2人の取材記事が掲載されています。

トランプ氏は移民を公然と非難し、強硬な移民政策を推進してきているにもかかわらず…。トランプ氏一族が経営するトランプオーガニゼーション傘下であり、同州ベッドミンスターにある「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ」で家政婦として働くグアテマラ出身の不法移民であるビクトリア・モラレスさんの記事をぜひともお読みくださくい。

彼女は1999年に米国に不法入国し、2013年に文書を偽造して応募、そして採用されたそうです。そうして5年以上にわたって、トランプ氏のベッドメイキングやトイレ掃除などに携わってきたそうですので…。

Source / ESQUIRE UK
Translation / Kaz Ogawa
※この翻訳は抄訳です。