現地時間2020年2月28日(金)夜にサウスカロライナ州で行われた集会で、ドナルド・トランプ大統領はまたも衝撃的発言をしました。世界各地で広がる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する懸念は、民主党のライバルからの「新手のデマ」だと主張したのです。

 「部下の1人が私のところへ来て、『大統領、彼らはロシア、ロシア、ロシアとあなたを蹴落そうとしましたが、結局上手くいきませんでしたね』と言った」「弾劾のデマを流そうとしたが、彼らはそれができなかった。そしてまた、新しいデマを流そうとしている」 と発言したのです。

 COVID-19の拡大と、自由市場である株式市場の下落に対する懸念は世界規模で暗雲が立ち込めているにも関わらず、トランプ氏は事態の深刻さを軽視し、「これは政府の自分に対する攻撃だ」と言っているわけなのです。

 トランプ政権の行政管理予算局長・大統領首席補佐官代行を務めるミック・マルバニー氏は、新型コロナウイルスに関する情報は「メディアがトランプ氏を追い込むための戦略的報道である」と説明しました。

 「今日、あなた方がこの問題にこれほど注目している理由は、大統領を倒すための武器になるだろうという彼らの目論見に引っかかっているからです」 と、マルバニー氏は言っています

 また、2月の下旬に新しくつくられた大統領自由勲章受賞者であるラジオパーソナリティのラッシュ・リンボー氏は、この病気を「風邪」だとして誤った主張をしているのです。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 2020年2月28日夜、元オバマ政権で「Ebola czar(エボラ対応コーディネーター)」の名でエボラ出血熱の流行時における国の対応を調整する任務で活躍したロナルド・クライン氏は、MSNBCとCNNに登場しました。そこで彼は、トランプ氏における新型コロナウイルスに対しての見解に意見しました。

 「この新型ウイルスが12月そして1月ごろ、中国で感染拡大していることがわかった時点で、われわれ米国はテストキットの準備と対応策に関して、早々に進めておくべきだったのです」と、クライン氏は言います。

 「テストキットの承認だけでなく、その作成事態にも遅れをとっていて配布も間に合っていません。これは新型コロナウイルス特別委員会にとって、最も優先すべき業務の1つであったはずなのに…」とのことです。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Fmr. Ebola Czar: U.S 'So Far Behind' On Coronavirus Response | Hallie Jackson | MSNBC
Fmr. Ebola Czar: U.S 'So Far Behind' On Coronavirus Response | Hallie Jackson | MSNBC thumnail
Watch onWatch on YouTube



Source / ESQUIRE US


Related Video


preview for Trump Is Lying. He Did Not Take Coronavirus Seriously for Weeks.