現地時間2022年8月20日（土）、ジェニファー・ロペスとベン・アフレックが北アメリカの南東部にあるジョージア州ライスボロの大邸宅で2回目の結婚式を挙げている一方で、アメリカ経済界のヒーロー的存在と言えるお二人も同西部の山岳地域のワイオミング州ジャクソン市近郊にあるトレイル・クリーク・ランチで結婚式を挙げました。
メタ・プラットフォームズ（旧フェイスブック）のCOO（最高執行責任者）を15年近く勤めるサンドバーグは、現地時間2022年6月1日（水）に「2022年秋に、最高執行責任者を退任する」と表明（※）しています。その後は自身のフィランソロピー（慈善活動）と、バーンサルとの結婚で5人に増える子どもたちの親業に専念したいということ。
サンドバーグは亡くなった前夫デイブ・ゴールドバーグとの間に2人、トム・バーンサルのほうは前回の結婚でもうけた子どもが3人います。
※「TechCrunch」は、2022年8月1日付ですでに退任しており、翌月9月30日までは社員として勤務、その後取締役には留まると伝えています
2015年に前夫と死別
シェリル・サンドバーグの前夫デイブ・ゴールドバーグは、オンライン・マーケティング・サービスを提供するサーベイモンキーのCEOでした。しかしながら2015年に旅行先のメキシコで、心臓麻痺によって47歳の若さで急死しています。
バーンサル氏は「互いに喪失感を味わった後で、共にもう一度愛を見つけられるかどうか不安でした…。ですが、そうした中で過去3年間にわたって私たちはお互いの生活を共にすることを経て、家族たちを一緒にすることにしました。今日の結婚式は、夢がかなったような気分です」と、インスタグラムに投稿した写真につづっています。
また、こうも言っています。「私たちは悲しい喪失後でも、愛が育めることを多くの人々に共有できたらと想っています。そこには、去っていた者たちから向けられる愛の存在しますし、離婚を経験したのちでも愛が育めることを皆さんに示せることができたらという願いもあります…」とのこと。
ちなみにバーンサル氏の弟は、俳優のジョン・バーンサルです。2010年から放送されているアメリカの大人気テレビドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズの初期主要キャラクターであるシェーン・ウォルシュ役で一躍人気となり、最近ではネットフリックスのマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズ「ザ・パニッシャー」に出演しています。
「ピープル」誌によると、結婚式のテーマはウェスタン。参列者にはフェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグと妻プリシラ・チャン、テニス選手セリーナ・ウィリアムス、「ハフィントン・ポスト」創設者アリアナ・ハフィントンらが名を連ねていました。
シェリル・サンドバーグは、前夫の弟からトム・バーンサルを紹介され、2020年に婚約。そうしてこのたび晴れて…まさに夢のような結婚式を挙げることができたというわけです。
この秋には退任を予定しているサンドバーグですが、3年前にフェイスブックで働いている間に所有していた株式の90％、約20億ドル相当（当時の為替で約2700億円・税前）を売却。それでもいまだに、メタ・プラットフォームス1400万ドル（現在の為替で約19億円）の株式を所有しています。資産額を換算すると、なんと2億3500万ドル（約320億円）ということ。
『フォーブス』誌は二人に、「婚前契約(*)を結んでいるか？」と確認したそうです。ですが、コメントは得られなかったということ。カップルはウェディング・ギフトの代わりに児童婚の撲滅と貧困と戦うVOWとCAREへの寄付を招待客に頼み、カップルもVOWに1億ドル、CAREに10億ドルを寄付しています。
＊婚前契約：文字どおり、結婚後の約束に関して、結婚前に取り交わす契約のこと。 これを締結することで、結婚生活についてのさまざまな取り決めを行います。またの名を「Prenup（プリナップ）」と呼ばれ、欧米諸国では一般的な契約書となっています。
