いま世界的に黒いクルマが流行中です。 不吉とも思えるダークカラーの流行ですが、これはかなり以前からブームになっています。最近では、クライスラー「パシフィカ」やホンダ「オデッセイ」などのミニバンまでもが、まるで「バットモービル」かと見紛うばかりの黒をまとうようになりました。
そして、2023年型となるアウディ「S6」そして「S7」もまた、デザインエディションにおいて、このブラックのトレンドを取り入れています。
光り輝く外観パーツ全てをブラックに塗り替えたブラックオプティックモデルがすでに出回っているアウディですが、今回のデザインエディションでは新たにダーククロームのアクセントに加え、フロントグリルとリアデッキリッドを飾るあの4つのリングのエンブレムまでもを漆黒に変えてしまいました。
ルーフもまた、ブリリアントブラックの塗装です。標準色のモデルも購入可能ですが、今回デザインエディションが設定されるのはこのアローグレーのモデルのみとなる模様です。
デザインエディションのためだけに用意されたインテリアにも注目です。“ダイナミカ(Dinamica)”とアウディが呼ぶマイクロスエード素材が、シフトレバーやコンソール底部、そしてニーパッドなどに至るまで、惜しみなく用いられています。ステアリングも合成スエードとなっており、またレザーシートやドアのアームレストなどには、コントラストの光る赤いステッチが施されています。
Source / CAR AND DRIVER
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。