このたび日産自動車(以降、日産とします)は、「NISSAN GT-R」の2024年モデルを正式発表しました。

2023年1月の東京オートサロンでお披露目された「NISSAN GT-R Premium edition T-spec」や「NISSAN GT-R NISMO Special edition」が大きな話題となった「NISSAN GT-R」ですが、2024年モデルは速さだけでなく洗練された車両バランスから生まれる乗り心地も追求され、トータルで高次元まで高められています。

アシュワニ・グプタCOOは今年1月のお披露目イベントで、「最先端の技術と匠の技を掛け合わせ、新たなデザインをまとった2024年モデルのNISSAN GT-RはR35型の集大成ともなるべきモデルだ」と語っています。

image
SHAFT inc.

最新モデルの特徴ですが、フロントバンパーとリアバンパー、リアウイングに空力性能向上を狙った新デザインが採用されています。これによって、空気抵抗を増やすことなくダウンフォースの増加を実現。さらに、タイヤの接地性やハンドリング性も高められています。

また、最新モデルでは新たなマフラーも搭載されています。これは、走行時に生じていた不要なノイズや振動を低減する新車外騒音規制に対応した新開発のマフラー。最高出力や最大トルクといったパフォーマンス面を損なうことなく、車内の快適性が高められ、迫力ある新たなGT-Rサウンドを感じられると日産も胸ります。

NISSAN GT-R Premium edition T-spec

“Trend Maker”そして“Traction Master”という願いをこめ、その頭文字である“T”をキーワードに した「T-spec」を冠するグレード「NISSAN GT-R Premium edition T-spec」では、専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキ、専用にコーディネートされた内装色などを特別装備。よりしなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさの両立が追求されています。

image
SHAFT inc.
「NISSAN GT-R Premium edition T-spec」。

NISSAN GT-R NISMO & NISMO Special edition

NISMO専用チューニングが施されたエンジンを搭載する「NISSAN GT-R NISMO」には、レーシングテクノロジーが最大限注ぎ込まれ、リアウイングを高い位置にセットするなど、空力性能の磨きこみとサスペンションのチューニングの手が加えられています。また、フロントメカニカルLSD追加に合わせて4WD制御を最適化。フロントとリアのトルク配分を緻密に制御することでコーナリング性能も向上させており、日産によると「GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮する」と自信を深めています。

image
Nissan
「NISSAN GT-R NISMO Special edition」。

同じくNISMO専用チューニングが施されたエンジンを搭載した「NISSAN GT-R NISMO Special edition」は、本作の最上級グレードに当たるモデルです。ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用するとともに、クリヤー塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフードなどが特別装備されています。

価格は、最も手ごろな「NISSAN GT-R Pure Edition」が1375万円から。最上級クラスの「NISSAN GT-R NISMO Special edition」が2915万円から。なお、生産台数が限られており、注文受付ができない場合もあるとのこと。詳細は各販売会社、または日産ハイパフォーマンスセンターへお問い合わせください。

image
image
Nissan
「NISMO Special edition」
image
NISSAN
「NISSAN GT-R NISMO」専用カーボン製バケットフード。
image
NISSAN
「NISSAN GT-R NISMO」リアウイング
image
Nissan
image
Nissan
「NISSAN GT-R NISMO」内装イメージ。