元ビートルズのポール・マッカートニーが行っていた全米ツアーが2019年7月13日(現地時間)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで最終日を迎えました。そしてこの日はなんと、この場所でステージに上がるのは実に約50年ぶりとなる、ある特別ゲストが登場したのです
 
 マッカートニーは「サプライズがあります。これは皆さんにとってのかなりのサプライズになるでしょう。さあ、レディース・アンド・ジェントルマン、唯一にして無二の存在、リンゴ・スターを紹介します!」と、かつてのバンド仲間を紹介しました。 
 
 ビートルズが前回このドジャー・スタジアムでコンサートを行ったのは、1966年8月28日のこと。そしてその年の翌日29日、伝説的バンドのビートルズはサンフランシスコのキャンドルスティック・パークで最後のコンサートを行ったのです。そしてビートルズは、この1966年ドジャー・スタジアムコンサートの前に記者会見を開きましたが、その場でジョン・レノンの「ビートルズはイエス・キリストより有名」発言について改めて批判を受けることになりましたが…。 
 
 さて、満員となった会場のステージにリンゴ・スターが現れると、マッカートニーは彼の額にキスをして、「よう、愛しているよ」と声をかけました。そしてリンゴ・スターがドラムのほうへと向かい、いよいよパフォーマンスが始まります。

 2人が演奏したのは、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)」と「ホワイト・アルバム」に収録されている「へルター・スケルター」でした。2人は53年ぶりとは思えない演奏で、熱狂の中、あっという間に2曲を終えました。このように2人のレジェンドの共演に立ち会えるなんて、この日の観客は「生きた歴史」をその目に焼きつけたのではないでしょうか。 
 
 リンゴ・スターは演奏し終わると観客に感謝の言葉を述べ、トレードマークである「ピース&ラブ」の挨拶でステージを去っていきました。当日はイーグルスのジョー・ウォルシュもゲストとして登場し、「ジ・エンド」でギター・ソロを披露しました。

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 今でも第一線でベースを弾き、歌い続けるポール・マッカートニー。偉大なるレジェンドの活躍を今後も応援し続けましょう。

 

 
 

From Esquire UK
Translation / Keiko Tanaka 
※この翻訳は抄訳です。

From: Esquire US