2020年6月17日にマツダは、新型ピックアップトラック「BT-50」をグローバルに公開しました。いすゞ自動車からOEM供給を受けた車体をベースに、マツダのデザインコンセプトである“鼓動 SOUL of MOTION”を採用したデザインが、見事に融合された1台に仕上がっています。

 今回世界公開されたこの「BT-50」ですが、初代モデルは2006年に登場しました。オーストラリアやニュージーランド、タイをはじめとする東南アジア、中近東などで発売され、悪路も余裕な力強い走りと高い機能性で人気を集めています。

mazda bt 50
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2020年6月17日に発表された3代目の「BT-50」。オフロードでもエレガントな顔つきが映えます。

 2011年には2代目モデルが登場し、9年ぶりのモデルチェンジとなった今回の「BT-50」は3代目モデルに当たります。アンダーボディは、いすゞ自動車がタイで製造しているピックアップトラック「D-MAX」(日本未発売)がベース。ですが、マツダならではの「鼓動デザイン」のクロスオーバーやセダンを思わせるグリルが採用されるなど、随所にマツダらしさも演出されています。

 エンジンは、3.0リットルターボディーゼルの直列4気筒エンジン。187馬力、332 lb-ftのトルクを発揮します。今回発表されたのはダブルキャブ、4WDオートマチック(AT)モデルのみで、マニュアル車と2輪駆動車も今後用意される予定とのことです。

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 まずは、2020年後半にオーストラリア、ニュージーランド、タイで販売し、その後に中東、アフリカ、中南米で販売する予定となっています。残念ながら現在のところ、日本やアメリカでの発売についてのアナウンスはされていません。

 躍動感に満ちて洗練されたフォルムと、タフなアウトドアユースに耐え得る屈強さを融合させた「BT-50」。快適な走行性と高い安全性を兼ね備えたこんなピックアップトラックなら、日本市場への登場を期待する人も多いのではないでしょうか?

From Road & Track 
Translation / Esquire JP 
※この翻訳は抄訳です。