この記事をざっくり説明すると…

  • シボレーは2021年2月14日にウォルト・ディズニー・ワールドの協力を得て、2022年モデルの「ボルトEV」と「ボルトEUV」を発表する予定です。
  • 今回公開されたティザーの中でシボレーは、「ボルトEUV」の背面のリアの一部を公開しています。
  • 2022年型「ボルトEV」と「ボルトEUV」は、アメリカ国内で2021年夏頃に発売される予定で、GMの巨大な電気自動車戦略の一環に位置づけられています。

 2月14日と言えばバレンタインデー。毎年、1年で最も甘い1日です。そこで今年2021年は、そんな甘さの中にコクをプラスしたい…なんてアップグレードする方法を模索している方は、パソコンの前で恋人と寄り添いながら新作となるシボレー「ボルト」の2台の発表を目の当りにする…という過ごし方はいかがでしょうか? そこにはコクばかりでなく、幻想的な空間になることも期待できるのです。

 現地時間2月14日にGMは、2022年モデルのシボレー「ボルトEV」と共に、その派生車種となるのシボレー「ボルトEUV」を公開することを明らかにしています。そして今回の発表では、ウォルト・ディズニー・ワールドの協力を得て行われるということ。つまり、ティンカー・ベルの魔法の力で、特別なロマンスを感じさせてくれるものとなるかもしれません…。

 発表に合わせて公開された最新ティザーも、それを非常に期待させる内容となっています。それが、この記事の冒頭で紹介している動画です。そこでは、「ボルトEUV」の後部座席に座る少女が主役となっています。ティンカーベルの衣装を着た彼女は、ドライブすること自体の楽しみからでしょう、自然と小道具である魔法の杖を振ります。すると、いつも間にか魔法が(動画内で)現実となり、街灯がライトアップしていく様子が映し出されています。物語が終わりに差し掛かかる場面では、「ボルトEUV」の後ろ姿(テールゲートとリアライト)がチラリと覗きます…。

シボレー「ボルトev」が2月14日に初公開へ。発表のパートナーは、まさかのウォルト・ディズニー・ワールド!
GM

 2016年から販売が開始されている現行の「ボルトEV」は、LGグループと共同開発したサブコンパクトクラスの5ドアハッチバックタイプの電気自動車です。プラグインハイブリッド車(PHV)の『ボルト』もラインナップしており、「ボルトEV」の投入によって電動モデルのラインナップを強化したというわけです。

 現行の「ボルトEV」は、高性能なモーターを1個搭載。最大出力は200hpであり、最大トルクは36.8kgm。強力なモーターは、0~96km/h加速7秒以下の性能を発揮します。バッテリーは蓄電容量60kWhの、リチウムイオンバッテリー。1回の充電での航続は最大383kmとしています。急速チャージャーを使えば、145km程度の走行に必要なバッテリー容量を、およそ30分で充電できるとのこと。

 これをさらに進化させた新たな「ボルトEV」、そして電動SUVとなり、高速道路でのハンズフリー運転を可能にする部分自動運転システム「スーパークルーズ」を搭載する最初のシボレー車「ボルトEUV」の登場が、楽しみで仕方ありません。

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 シボレーのニューモデルに加え、ディズニーがこのプレゼンテーションにおいて、どのような関わり方をするのかも、とても気になるところ。ですが、詳しいことはまだ明らかになっていません。GMのリリースには、今回の発表会では「想像力が電動化されたとき、魔法がどのように生まれるのかが明らかになるでしょう」とだけ記されています。まさか…ウィンカーの点滅に合わせてベルが鳴る…なんてことはないでしょうね(笑)。

シボレー「ボルトev」が2月14日に初公開へ。発表のパートナーは、まさかのウォルト・ディズニー・ワールド!
GM

 またGMは、2月14日のイベントに先立って数カ月前から、「ボルト」と「ボルトEUV」のティザー画像を公開しています。さらにGMは、2025年までに30モデルの新型電気自動車を発売するという、壮大なEV化計画を進行中です。

 一連のEVへの取り組みは、GMのロゴのデザインを一新することにもつながっています。GMによると、新たなロゴに配されたこの青色は 「ゼロエミッションの未来のクリーンな空 」を表現しているとのこと。

 何はともあれ、バレンタインデーに届くGMからの贈り物を楽しみに…。

Source / CAR AND DRIVER
Translate / Esquire JP
この翻訳は抄訳です。