※本記事は、「ESQUIRE」NL版スタイルエディターのロッテ・ヴェルフルによる個人的見解です。


 パンデミックにより、他者とのコミュニケーションの方法が一変してからというもの、マッチングアプリ業界はオンラインデートのサービスを追加したり、同じ食事を食べながらバーチャルデートが楽しめるよう「Uber Eats」と提携を結んだりするなど、さまざまな工夫を凝らしてきました。

 今週末ようやくデートの約束をした方も、今夜バーチャルデートを体験する予定の方も、新しい出会いがある日には丁寧にヒゲを剃ったり、比較的新しい服に袖を通したりしますよね? 身だしなみを整えることが最重要であることは、ほぼ間違いないでしょう。ですが、それはあくまでも下準備です。

 女性と会ったとき、彼女が本当に気にしていることはなんだと思いますか? それは、自分にいかに興味を持っているか?なのです。

 初デートにおける、これはもはやマナーと言っていいでしょう。しかし中には、初デートで「自分の話をしてアピールしなければ」と意気込んで自分ばかり話したり、知識を披露しはじめる男性もいます。それが許されるのは、映画『男と女の不都合な真実』のマイクや、『ラブ・アゲイン』のジェイコブなど、素敵で興味深い“会話”ができる方だけなのです。

『ステイ・フレンズ』

 初デートでのマナーを守るために、女性が気をつけていることはたくさんあります。そのリストの多くは「すべきでないこと」だらけなのです。

 最低限のマナーを守らなければ、女性はそのデートを打ち切ろうとするでしょう。あなたがそこまで面白い会話が得意ではない場合も、この問題は簡単に解決できます。すべての会話に、「それで、あなたはどう?」と訊(たず)ねるのです。そうすれば、彼女が話す機会を得るので、あなたは下手なプレゼンをする必要がなくことになります。

 また、仕事について深く話さないようにしましょう。人生を彩っているものは、他にもたくさんあるはずですので…。これまでした旅行の話のほうが、オフィスで座っている話を聞くよりも興味深いでしょう。

 もし、それでも彼女が退屈そうな顔を見せたのなら、その試合は終了ということです。次のデートに向けて、また身だしなみを整えましょう。靴は女性をがっかりさせる可能性が高いアイテムなので、かかとがすり減った革靴や汚れたスニーカーは選ばないようにしてください。

Source / ESQUIRE NL